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世界最大のSEOイベントであるPubconで語られた「上級編SEO講座(4)」
世界最大のSEOイベント、Pubconに来ています。ここではPubconで語られた最新情報を書き起こしつつ日本語に翻訳する形で記事にしています。日本人参加者はかなり少ないようなので、日本語で閲覧できる記事としては、最新情報と言い切っても過言ではないでしょう。
ウェブ解析士協会の江尻代表のお陰で参加できたので、改めて感謝させていただきます。では、見ていきましょう。
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AMP/PWAs/PWAMPのケーススタディ
では、はじめていきましょう。事例を元に話をしていきます。ここの事例を見ると良いでしょう。
事例1:ニュースカルーセルがあるメディア
この事例の場合、70%のアクセスが増大しました。ニュースカルーセルは強烈ですね。
事例2:不動産サイト
2エンジニアで、PWAを実装しました。直帰率が18%減り、EコマースのCVRが77%も上がりました。
事例3:CarvedというiPhoneケースEC
PWAMPsで実装しました。A/Bテストも実装しました。そうすると、直帰率が33%減り、75%もCVRが上がりました。このサイトはもう利益マシーンになっています。
もちろん、ベネフィットを保証できるものではありませんが、多くの人が享受しているのは事実です。
事例4:STONE TEMPLATE
AMPを実装しました。ロゴもAMPではなしにして文字だけにして、ハンバーガーバーもなくしました。その後、その二つも手作業で変換しました。
そうしたところ、元は463AMPのページが、プラグインのページサイズは167kb、手作業のページは145kbになりました。
この結果、4/5のウェブサイトの体験は良質なものになりました。オーガニックトラフィックは増え、CTRが高まり、インプ数も増えました。
AMPを測定するには?
通常のものより、AMPは測定が難しくなります。なぜなら、ユーザーはGoogleに移動しているのであって、御社のサイトに移動しているわけではないからです。その場合はCliendID API Solutionというものがあり、それを使うといいでしょう。AdobeAnalyticsもサポートしています。では、ウェブサイトは早いだけでいいのでしょうか?いや、当然、早いだけではなく、ユーザー体験自体をよくしないといけません。
会場質問)AMP実装に優先順位をつけるとしたら?
多くのトラフィックがあるページにするべきだろうね。そこが一番インパクトが大きいから。重要なのはユーザー体験を考えることです。
事例:コンテンツによるアクセス成長
ノンブランドのサイトでコンテンツを増やし続けたら、アクセス数は1.9倍に上昇しました。さらに、コンテンツが増えると、購入率が上がるという報告もあります。
さらにB2Bにおいては信頼が最重要でかつ、導入には時間がかかります。そのために、コンテンツはより重要と言えます。
さて、EATって聞いたことありますか?これはGoogleのアルゴリズムではないのですが、EATについて理解することは重要です。
YMYLもあるでしょうか。お金や人生に関わる情報に関するコンテンツの取り扱いについての話ですね。
ライフサイクルで考えるコンテンツマーケティング
さて、実際に検索することを考えてみましょう。オイルフィルターについて検索をしたとします。HOW TOや、VIDEO、BRANDS OPTIONについてやサービスマニュアルなど様々なものを調べますよね。
こんな風に多くのことをやっていくユーザーの体験をライフサイクルごとに管理することが必要です。
- 検索がどこのライフサイクルで発生しているのか。
- リッチコンテンツをユーザーは求めていること。幸せな検索エンジンであり続けるために
- マーケティング担当者も同じことを求めています。
昔のSEOテキストと今
コンテンツマーケティングのテキストは、こんな感じでした。
こういうことを昔はやってました。では、数はどうでしょう。
グロースするサイトにおける月あたりコンテンツ量
一番グロースしているSite4は月に550件更新していることがわかります。これがアクセス数にも大きな影響があります。
緑のラインは非常に成長していますよね。でも、コンテンツの質は非常に重要です!
こんな風に下がってしまうことがあるのです。そして、カバー率には軸が必要です。例えば、以下の例を見てください。
サーチボリュームに対して、キーワード1は記事を書きすぎていることがわかります。サーチボリュームに応じて、記事数は変化させた方が適正なトラフィックを得られるでしょう。
ユーザーニーズに応じた分類
こんな風に分類してみました。フォードのことだけではなく、その競合や、年代、タイヤのサイズ・・・などと細分化していけますね。
診断のためのワークフロー
どこが問題かわかれば行動しやすいですよね。そこで、ワークフローを明確にしてみました。
- トラフィックは全てのサイトで落ちているのか、それとも特定のページか?
- 順位は全てのサイトで落ちているのか、それとも特定のページか?
- コンバージョンレートは特定のキーワードで落ちているのか?
などを図っていきましょう。
窪田の質問:サーチコンソールでは、特定のキーワード経由でのCVR が出ていないが、どうやって分析するか。
キーワードは大抵の場合、どこかのページに紐づくので、そのページを特定して、CVRを測定するのが良い。
何によってランキングロスが起きているか、特定したらScremingFrogを使おう
ページの変化はあったか
インデックスはされているか?
コピーコンテンツはなかったか?
などを考えていくと良いでしょう。そして、1つ1つ手を打っていくのが良いと思います。事例を見ていきましょう。
- Search Consoleではペナルティーがない
- ページはインデックスされている
- 400のキーワードでランクが落ちている。
こういう場合、ScremingFrogに入れましょう。そうすると、以下のように同じテンプレートを使っていたことがわかりました。
そこでh1タグの書き方をテンプレート単位で編集しました。それで全て一気に解決したのです。
<事例>88%のアクセス数落ち込みがオーストラリアとUKで発生
canonicalの中にhref=examplesite.comと入れていたんですね。これによって、一気にアクセス数が落ちていました。エンジニアのミスですね。examplesite.comの箇所は実際には自社のURLを入れないといけないのですが・・・。
スニペットの特徴について
スニペットを入れるだけで2倍になったサイトもあるくらい、このやり方は強烈です。もちろん、毎回ではありませんが。
スニペットは、ウェブサイトのどの箇所からも来れますが、ページのDOMを表示しています。
ちなみに私が一番好きなスニペットはこちらです。(笑)さて、スニペットはいつがピークだったのでしょうか。2017年2月です。
1.4Mものスニペットが存在します。68.1%のスニペットを使ったサイトのDomainオーサリティーは70より高かったという報告もあります。
こんな風に一番上で表示されたりするんですね。では、どうすればいいでしょうか。
市場の中でのコンテンツタイプの調査をしよう
こんな風に、競合のコンテンツのジャンルを調べていきましょう。
掲載順位に影響はあるのか?
このようにドメインによっても実際には違います。Broad Market DataとOne Specific Marketにおいて、どのようなコードを書かれていたか、で比較してみましょう。
One Specific Marketにおいては、箇条書きやTableなどが多く使われていました。
Schemaは重要なの?
- 実はランキングファクターに影響を与える証拠はない
- しかし将来は影響する可能性がある。特にハウツーやFAQなど
逆に言うと、今スニペットが出てないキーワードはチャンスだと言えます。例えばこんな感じのキーワードですね。
Googleの使う機械学習について
まずはGoogleにとって機械学習を使う理由は何かを考えてみましょう。
- ユーザー満足度を高めるため
- マーケットシェアを保つため
- より多くのデータを集めるため
などでしょう。では、Googleがそのゴールを達成するために私たちはどのようにすれば助けることができるでしょうか。
当然良いコンテンツを作り、多くの人を満足させ、効率的に広告し、ハイレベルな開発を行うことです。
第1弾 2287文字
https://note.mu/nozomukubota/n/n59a3e93ad1e5
第2弾 949 文字
https://note.mu/nozomukubota/n/n5cf0dcde47e1
第3弾 2373 文字
https://note.mu/nozomukubota/n/nf192225fdcda
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