UXのSEO順位やコンバージョンに与える影響について@ #Pubcon
世界最大のSEOイベント、Pubconに来ています。ここではPubconで語られた講座内容を書き起こしつつ日本語に翻訳する形で記事にしています。日本人参加者はかなり少ないようなので、日本語で閲覧できる記事としては、最新情報と言い切っても過言ではないでしょう。
ウェブ解析士協会の江尻代表のお陰で参加できたので、改めて感謝させていただきます。では、見ていきましょう。
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UXとは何か?
UXは、個人にとっての体験の全てです。ウェブサイトは、誰かを助けるものでないといけません、とGoogleのガイドラインには書いてあります。では、UXはランキング要素なのでしょうか。John Muellerの話はランキング要素について明確な指標というのの定義は難しいと話しており、Garyはランキング要素は人々が考えるよりシンプルだと言っています。このように、Googleの中でも違うことを言っているのです。6を見て6というか、後ろから見て9というか、の違いでしょうか。
UXはもしかしたらランキング要素には使わないかもしれないけど、結果に使うかもしれない、という状態なわけです。
なぜ、UXがGoogleに関係するのか?
ユーザーが戻ってくるかどうか、に影響するからです。オーサリティーをメンテナンスする要素でもありますし、時代に適用することもできます。これはすなわち生き残るということです。ユーザーは忍耐はしませんし、ユーザーは解決策を求めています。ユーザーロイヤリティーは体験やつながりによって決まります。
アルファベットの売上は38.9BドルでGoogleADの売上は32.6Bドル。そこで、ユーザーがなんども戻ってくることは非常に重要なはずです。
UXをGoogleはどう捉えるのか?
・機械学習
・モバイルファースト
・SERPs
・オーディオ
などで決めるのでしょうか?少なくともモバイルファーストなのは、完全に彼らのビジネスになっているからです。でも、将来は自動車がデバイスになっているかもしれないですし、音声デバイスかもしれません。
「靴がほしい」
「ドレスシューズが欲しいの?」
「うん」
「何色?」
「黒色」
「こんな候補はどう?」
「価格でソートして」
「こんな感じだよ」
「じゃあ、これ買うわ」
「OK、クレジットカードの最後は1111でいいかな?」
「OKだよ」
「買ったよ」
こんな会話になるかもしれないですよね。
こんなサイトがありますが、これらはユーザーの状態を把握するためにありますよね。
他にもこんな感じの便利なサイトがありますので使ってみると良いです。 Googleがどのようなレイアウト変更をしているか、に注意を払いましょう。
<UXをロックするための要素>
・タイトルとディスクリプション
・ナビゲーション
・実用的なコンテンツ
・壊れたリンクのチェック
・人間チェック
・モバイルフレンドリー
・スニペット
・フラストレーションの解決
など様々な要素がありますね。
タイトルとdescription
タイトルとかは重要なのは間違いありませんが嘘をつくのはやめてください。解決策を提供しましょう。タイトルとディスクリプションをテストして適用すると良いでしょう。競合からしっかり学ぶといいでしょう。
Spyfuを使うと、競合の広告を元に、自社のタイトルやdescriptionのアイディアを練ることができます。
ナビゲーション
ナビゲーションでは少ないクリックよりも明確なパスであることが重要です。また、わかりやすい導線と練られた選択肢が大事です。ロジカルジャーニーになっているかどうか、をしっかり考えて定義しましょう。
Duane Forresterはコンテンツはキングではない、使いやすさがキングだ、と言っています。あなたが使う言語の中でエンゲージメントできるものをしっかり提供しましょう。そして、キーワードのことばかり考えず人が喜ぶことを中心に考えましょう。
teach your catというキーワードのGoogle Suggestを見ると、人々が
こちらのツールを使うと、キーワードを発想しやすくなるので、おすすめです。
窪田注:実際にcatという言葉を入れてみた実験をしたのが下のスクショです。
一方、健康関連は気をつけてください。YMYLがあるので。
47%のユーザーは2秒以内にロードされることを望んでいるというデータもあるので、ページスピードが大事です。
HUMAN TESTING
人間によるテストについては、以下のツールがおすすめですね。
私は個人的にluckyorange.comをよく使います。これによってウェブサイトの閲覧状況をビデオ録画しておくことができますからね。
画像は大事
90%の脳に流通している情報は画像です。80%の文字は人々に読まれていません。そこで画像は大事ですね。
モバイルフレンドリー
Chrome Developer Toolsを使って調査をすると良いでしょう。人々は早くて簡単にアクションできることを望んでいるのです。
スニペットの機能
目的は答えや情報を早く取得させることです。オーソリティとしての情報をユーザーに与えることができます。それにトップページにすぐに移動できますね。
フラストレーションを避ける
リンクループはみんなをクレイジーにさせます。たらい回しは嫌ですよね。そこで、正しいタイトル、ディスクリプション、広告体験を提供しましょう。
また、シェアや情報の保存が簡単にできるようにしましょう。FAQやコンタクトページをしっかりケアしましょう。
ユーザー指標をGoogleは使う
でも、どうやって?実際にはもっと洗練されている可能性はあるのですが、ユーザーはクリックしたあとで即座に直帰したりしますし、滞在時間の抽出も可能でしょう。検索画面の中でどのくらい選ばれているか、検索画面に戻ったまでの時間はどうだったか、などが1つの指標になるかもしれません。
そこで、間違いない指標と、もしかしたら指標をまとめたのが上の表です。彼らが求めているものを与えていきましょう。
まとめ
最後に今回のまとめと有用なツールについての紹介です。どうもありがとうございました。
サポートされた費用は、また別のカンファレンス参加費などに当てようと思います。