見出し画像

PubconにてAJPRの代表Motoko Huntさんによって語られた「世界的コンテンツと多言語キーワードのリサーチ方法」#Pubcon

世界最大のSEOイベント、Pubconに来ています。ここではPubconで語られた講座内容を書き起こしつつ日本語に翻訳する形で記事にしています。日本人参加者はかなり少ないようなので、日本語で閲覧できる記事としては、最新情報と言い切っても過言ではないでしょう。

ウェブ解析士協会の江尻代表のお陰で参加できたので、改めて感謝させていただきます。では、見ていきましょう。

-----------------

この講演では、世界でのSEOと多言語キーワードのリサーチ、戦略の最適化、マーケティングの戦術によって世界でのSEOの成果を最大化する方法について学んでいきます。

画像1

おはようございます。Motoko Huntです。これは世界的なSEOについてのセッションで、テクニカルアプローチから話していきます。まずはAJPRについてです。AJPRは、日本で生まれた会社です。

まず、ウェブサイトの作り方について

画像2

ここには色々な賛否両論がありますね。

画像3

こんな感じの議論です。

さて、GEO Targetingについてです。

ccTLDやHreflang、IP Detection、Local Linksなどについてですね。もし、中国があなたにとって重要だったとすれば、Baiduについても知る必要がありますね。local top level domainを好みますが、gTLDもサポートしています。ですが、noindexは無視します。

画像4

Google,BingとYandexはhreflangを好みます。例えば、御社のサイトが違うURLだった場合、

 yourdomain.com/en/
 yourdomain.com/uk/

みたいな感じでですね。hreflangが正しいかどうかを確認する必要があります。

世界コンテンツを作る場合、以下のやり方でやる必要があります。

画像5

この英語はイギリス向け、この英語はアメリカ向けみたいに分類しておく必要があるんですね。古いCMSの場合、間違ったhreflangになってしまうこともありますから十分に注意してください。

IP Detectionとローカルリンク

IP detectionが正しければ、全ての検索エンジンのボットはどこからでもサイトを閲覧できます。そして、ローカルなリンクを得ることも重要です。どの言語圏のサイトからリンクされているかによって判別しようとしています。オーストラリアからリンクされているとしたら、米国のサイトだとしても、オーストラリアのサイトだと見なされてしまうことがあるんです。

Cookie Consent Banner

USのサイトでもこれについて考える必要が出てきました。GDPRや California consumer privacy actについて考える必要があります。

参考)
https://www.caprivacy.org/

JavaScriptについて

今やGoogleは多くのJSをサポートしています。ですが、Baiduではインデックスされないということに気をつけてください。

画像6

Baiduにサイトを理解させたければJSを使うのは避けたほうがいいというのは知っておいたほうがいいでしょう。

コンバージョンを高めるために

そもそもサイト運営をするのは、コンバージョンを増やすためでしょう。そのためにはキーワードの調査が非常に重要です。調査をすれば、人々の国ごとの需要を知ることができます。

画像7

実はキーワードプランナーのみならず、あらゆるツールを使って調査をします。これらによって複合的にサイトの潜在的なユーザーニーズを把握することができます。POSのデータやカスタマーフィードバック、コールセンターのデータも使うとなおのこと良いでしょう。

画像8

通常私たちはそのキーワードを出し切ったら、それを翻訳します。日本のサイトではこの言葉を使う、フランスではこの言葉、などを決めていくんですね。これによってローカライズを実現していくという流れです。

ローカライズコンテンツの優先順位

画像9

優先順位のやり方ですが、使いまわせるかどうかで決めます。

画像10

言語についても同じことが言えますね。これによって全てを丸々作らなくても、使いまわせたりします。一部のコンテンツを変えるだけで実現するのはビジネスの費用対効果が高いですよね。時間も削減できます。

画像11

これがローカライズの流れを示したものです。アメリカだけはしっかりしているが、他はダメなんてこともありますが、それは問題です。そのため、上のような流れで行なっていくのが通例です。

そもそもSEOについて学ぶのは多くの領域を扱う必要があります。デザイン・コンテンツ・ローカライズチーム・マーケティング、プロダクトチーム、エグゼクティブなど様々な部署も関わりますね。総合的な視点でSEOをしていきましょう。


サポートされた費用は、また別のカンファレンス参加費などに当てようと思います。