バイクに乗りたい若者へ
バイクに乗りたいけど一歩踏み出せない人は多いだろう。
親の反対 学校の規則 事故の危険性 経済的な問題 など様々な理由がある。
そもそもバイクに乗らなくてはならない理由はないはずだ。
車や自転車や電車など他の交通手段は山ほどある。自転車も最近は早くなっているし電動キックボードの普及も進んでいる。こんなご時世になぜわざわざ危険でうるさくてお金のかかるバイクに乗るのだろうか。
自分は高校に入学した春からバイトを始め、9月にはバイクを乗り回していた。
こう言うと髪色の派手な男が何を好んでか汚い音を撒き散らして走り回っているのが思い浮かぶかもしれないが、そうではない。
自称にはなるが真面目で平凡な人間である。
では何故バイクに乗るために犠牲を払ったのか。それは
かっこいいからである。
あなた方もそうではないだろうか。きっかけはただ通りすぎていった小さな乗り物であったり、主人公が窮屈そうな姿勢で引きずられる姿であったにちがいない。
つまりそんな小さな憧れから行動して良いのだ。親の心配を降りきって良いのだ。
時間をかけて良いのだ。
と、私は思う。
親の意見を無視し、時間をかけて免許を取り、貯金を引き換えに得たバイクは何にも変えがたい思い出をくれた。そして何よりこいつとどこまでも行きたい。という久しく感じていなかった強い期待と興奮を与えてくれた。
一度きりの人生、自分以外は所詮環境にすぎない。
断言しよう、バイクはイイゾ~