18年3ヶ月をあとに

18年3ヶ月を共に過ごしたペンケースとさよならした。
中学の同級生が誕生日プレゼントにくれた、赤いペンケース。

使いやすくて、収納力も抜群で、いつまで経っても壊れなかった。
20年の大台に乗るかと思っていたのに、ある日呆気なく壊れてしまった。

たかがペンケース。されどペンケース。
18年も傍らにあったものが無くなるのは、寂しい。
新しいものを探してはみるけれど、あれ以上のペンケースが見つかる気がしない。
ひとまず私のペンケースはジップロックになった。

そういえば、数年前はジップロックが私のお財布だった。
便利だなあ、ジップロック。

最近、スーツケース2個分の荷物で生活するようになったことで自分の持ち物を把握するようになり、10年以上使っているものがいくつかあることに気がついた。

9年前に乗ったエチハド航空の機内で配られた、イヤホンやスリッパが入っていたポーチも未だに使っている。破れたり壊れたりする気配もない。なんちゅう丈夫さだ。来年には十年選手の仲間入りだ。

長く使えるものが多くてありがたい。
みんな、修理ができなくなるまでずっと使っていたい。


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