【ポーカーチェイス】ステージⅣを20戦やった感想、ステージⅢとの違い
9月17日の大型アップデートによりステージⅣが実装された「ポーカーチェイス」。
そこから2日間、ポーカー歴6年でゴールド帯の私が20戦プレイしたので、ここまで感じたことをステージⅢとの違いなどを踏まえて書いていきます。
ステージⅣ20戦の順位
感想の前に、私がステージⅣ20戦での順位を記載しておきます。
順位
5-4-5-6-3-1-4-6-2-3-3-5-3-2-2-1-2-2-6-5
1位2回
2位5回
3位4回
4位2回
5位4回
6位3回
平均順位3.5位
ちょうど中間で収まりました。1位に対して2位の割合が高いのはヘッズアップの弱さが出ていますね、反省点です。
レートはステージⅣ実装前とほぼ変わらず1470前後に着地。ただ1戦1戦のポイント変動が大きいので、途中1500を越えることもありました。
ステージⅣで感じたこと
ここからは私がステージⅣをプレイしていて感じたことをいくつか記載していきます。
ただし、ステージⅣが実装されてからまだ3日しか経っていないので、プレイヤーの増加による環境の変化が今後考えられます。
そのため、現時点(9月19日)での所感になることをご了承ください。
明らかに初心者と分かるプレイヤーが少ない
ステージⅢまではいわゆる「ボードにヒットしたら打つ、ヒットしなかったら降りる」といったわかりやすいプレイをするプレイヤーが多く、そういったプレイヤーから搾取することができました。
教科書どおりのABCポーカーよりも、極端なエクスプロイト戦術を用いたほうが圧倒的に利益を出せていたんですね。
(例えば相手が「わかりやすいプレイヤー」だとわかっている場合、私はハンドが72oでも参加していたほど)
しかし、ステージⅣではそういったプレイをするプレイヤーがほとんど見かけません。
主導権がないときはドンクベットをせず、相手にCBを打たせてコールや時にはチェックレイズを使用してきます。
また、CBを打たれた際もオッズに合っていればオープンエンドドローやランナーランナー(バックドア)でもコールするプレイヤーが出てきます。
初心者がやりがちな「当たってないけど多分勝ってるからコール」ではなく、「相手のレンジやポットオッズ、アウツの数などを考えてのコール」ができるプレイヤーがステージⅣでは数多く見られます。
また、ショウダウンバリューのないハンドでの大きなブラフベットもステージⅣでは散見されます。
下位に終わったときのポイント減少が大きいポーカーチェイスでは、「相手に飛ぶプレッシャーを与えるベットが非常に有効」だと知っているプレイヤーが多いのです。
ステージⅢでは、相手の致命的な弱点が1試合1ハンドで把握することができましたが、ステージⅣではそれが非常に難しくなっています。
そのため、ステージⅣではエクスプロイト戦略よりもGTO戦略を用いたほうが長期的に利益が高くなると感じました。
ちなみにステージⅢまでで多く見られた
「リンプインの多用」
「ポストフロップでの1BBベット」
も、ステージⅣで見かけることほとんどなくなりました。
そういったプレイをする人もたまに見かけますが、そういった人は大抵ゴールドに昇格したばかりで初めてステージⅣをプレイしているような人です。
スロープレイをする人が多い
先程の「ボードにヒットしたら打つ、ヒットしなかったら降りる」の部分と関係がありますが、
ステージⅣでは強いハンドでもベットやレイズをせずチェックやコールをする「スロープレイ」をするプレイヤーが多く見られました。
私が見た限りだと、フロップフラッシュやフロップストレート、セット(トップでもミドルでもボトムでも)にトップツーペア、さらにAKを持っているときのTPTKでもスロープレイをしている人がいました。
ステージⅣはブラフの頻度も上がっているため、スロープレイがうまく決まることが多いのは事実です。
しかし、スロープレイは使う場面が限られた難しいプレイであり、適切に使えていないプレイヤーが多いです。
今後のプレイではそのあたりにさらに注目してプレイヤーを観察していきます。
参考までに、PokerStrategy.comにある「絶対スロープレイしちゃいけない 6 つのハンド!」という記事のリンクを貼っておきます。
ごく稀に3betを多用するプレイヤーがいる
ステージⅣは初期スタックが15,000(75BB)と、ステージⅢより大きいこともあり、序盤から3betを見かけることは少なくありません。
現状ポーカーチェイスではステージⅣでも、3betに適切に対処できるプレイヤーは少なく、効果的に働きます。
しかしステージⅣには、あまりにも3betの頻度が多いのプレイヤーがごく稀にいます。
平均スタックが20BB前後になった中盤以降も「オープンが入ったときはBBやSBから3bet」を鉄の掟のようにプレイしているのです。
一度ショウダウンまで行った際にハンドを確認したところ、まさかのQ7oだったことがあり非常に驚いた記憶があります。
とにかくどんなハンドでも3betを打ってくるので、こちらとしてもオープンレイズのレンジを狭くしないといけません。
そういったプレイヤーには通常、ライト4betを打ち返して対抗したいところですが、スタックが浅い中盤以降は4bet=オールインとなってしまいます。
さきほどもいったように、下位で飛ぶデメリットが大きいポーカーチェイスでは、なかなか勇気のいるプレイになっています。
今後はこういった3betに対する対抗策を模索することが課題となりそうです。
なかなかマッチングしない
これが一番の課題。
現状ゴールド・プラチナが少ないので仕方ないのですが、とにかくマッチングに時間がかかります。
深夜2時を回ると10分待ってもマッチングしないことが当たり前です。
いつも同じ人とマッチングする
「なかなかマッチングしない」と関係ありますが、マッチングしてもたいてい同じ人とマッチングします。
そのため、そういったレギュラーの特徴的なプレイをメモに取っておくと、再びマッチングした際役に立ちそうです。
(ポーカーチェイスにもマーキング機能欲しい……)
まとめ
ステージⅣはステージⅢ以下に比べて、非常にタフなプレイが要求されます。
オンラインポーカーで言えばマイクロレートと同等か、それ以上のプレイヤーがわんさかいます。
ポーカーチェイスからポーカーを始めた初心者は、一度しっかりポーカーの戦術を勉強しないと対抗できないと感じます。
私のnoteで初心者向けの書籍を3冊紹介しているので、ステージⅣで勝てない方は一度参考にしてみてください。