Q.スキンケアは医薬部外品の方が効果的?
こんにちは。
のぞみはりきゅう院、はりきゅう師の栢森結希(かやもりゆうき)です。
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みなさんはスキンケア用品を選ぶ際、何を基準にされていますか?
「高いから効く」「高級ブランドものだから効く」「人気で有名なメーカーのものだから効く」というわけではないことを最初に覚えておきましょう。
医薬部外品のコスメでも効果の薄いものもあれば、ドクターズコスメ級に効果のあるものもあります。
今日はそんな医薬部外品についてのお話です◎
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化粧品のなかでも「医薬部外品」という表記があると、普通のものより効き目が高く、より安全を保証されていると感じませんか?
結論から言いますと、じつはそうとも限らないんです。
一般的なスキンケア商品は、薬事法により「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のいずれかにかならず分類されます。
医薬品
医薬品は病気の診断や治療、予防を目的としたもので、配合されている有効成分の効果を厚生労働省によって認められた「薬」です。
医薬部外品(薬用化粧品)
医薬部外品は、厚生労働省が認可した「有効成分」が一定の濃度で配合されている製品のことです。
これは日本独自の分類です。
治療用に使われている医薬品より効果が穏やかで、防止や衛生を目的に作られたものといえます。
化粧品
化粧品は医薬部外品よりもさらに効き目が穏やかで、『肌を健やかに保つ』という目的で作られた製品のことです。
落とし穴
ここまで聞くと、やっぱり医薬部外品のほうが化粧品よりも効果がありそうだと思えてしまうのですが、ひとつ補足です。
それは、医薬部外品の成分表示ルールは化粧品よりも甘いということです。
薬事法によって、化粧品については現在、全成分表示が義務となっています。
しかし、医薬部外品にはその義務がありません。
もちろん有効成分についてのデータは、厚生労働省のお墨付きですからウソはありませんが、それ以外の成分についてはごまかしが可能とも言えます。
少し意地悪な言い方をしてしまえば、メーカーによって都合の悪い配合成分を隠して販売も可能です。
本当に明確な効果がある製品は、医薬品として格上げ申請するはずです。
そこまでの効果は認められないのが「医薬部外品」というわけです。
出典:落合博子『美容常識の9割はウソ』
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はりきゅう師 栢森結希
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