【2020.05.28の再掲】身体の除湿&汗だし強化月間ですよ!
※このコラムは2020.05.28に投稿したものの再掲です。
自粛解除となりましたが、まだご来院人数は少なく、おいでくださる方もきょろきょろ、模様眺め。
今日も午前中のヨサのかたをお迎えしながら、通信6月号のしたくをして、手筒口から金ケ崎の月見御殿まで、1時間半の癒しの時間。なんとなく空気が梅雨の兆しというか湿っぽい感じになってきましたが…吹き抜ける風がひんやりさわやかです。
今回の読みものは「汗だし大事だぜ」ってこと大推しです。
夏の暑さはこのところ予想を上回ることを繰り返す例年となっております。
また、新型コロナウイルス感染予防のため、ひきつづきマスク着用習慣の継続などにより、この夏はとりわけ熱中症の発症多発が危惧されております。
毎年、当院ではこの時期、身体の除湿&汗をかいて来たるべき夏に備え、体温調節のできる身体づくりをおすすめしています。
今年はとりわけ、「暑熱順化」(暑さに負けない身体の準備)をよりいっそう早く念入りに気を配っていく必要があると考えております。
今年は「外出自粛」の影響で外出を控えて運動不足という人も多いでしょうから、このまま気温が高い日が続けば、例年にも増して熱中症の危険があります。
今から意識して汗をかいて、熱中症を予防していきましょう!
暑熱順化すると身体が暑さに慣れて、低い体温でも汗をかきやすくなり汗の量が増えます。さらに皮膚の血流も増加し、熱が逃げやすくなって体温が急上昇を防ぎ、暑さに対して耐性ができ、夏バテやだるさも防ぐことができます。
方法としては…
① すこし負荷のかかる運動を1日30分、継続する
(早歩きや自転車など、程よく汗ばむ程度)
② 40度程度のお湯に汗が気持ちよく出るまで浸かる
(のぼせないよう換気と水分摂取を)
まだ今の時期は、暑いと感じてもエアコンをすぐに入れず、風を通したり衣服などの工夫などで調整してください。
気温が25度(夏日)を超えてからの急な運動は、慣れていない方には身体の負担が大きい場合があります。
湿度は高いですが梅雨寒の今だからこそ、夏に備えて程よく身体を動かし、もう暑いからとシャワーで手短にすまさず、お風呂に入ることが、夏を元気に過ごすための大切な準備となります。
エアコンは今や、体温調整が苦手な冷え性さんにとって悪者ではなく命を守るための必需品です。ですから、依存するのではなく、必要な時にきちんと助けてもらえるよう、ご自身でのケアもできる範囲でしていきましょう。
この時期の汗を積極的にかくことで、暑さに強い身体を作ることが、常識となりますよう願いながら、お風呂がのぼせやすい、運動をする体力に自信がない方にはご無理ありませんよう、ヨサを通じて夏を乗り切る身体づくりのお手伝いを毎年お声がけさせていただいています。