【2020.09.26の再掲】からだをいたわるということ
※このコラムは2020.09.26に投稿したものの再掲です。
ヨサ煎じ液で腰湯。
長年続けている、月経仕舞いのセルフメンテナンスです。特にこの時期は夏の冷えの影響を気をつけているなりにも引き受けてしまいがちな身体の反応をなだめる、だいじな時間です。
夏の冷えの影響か、毎年、8月から9月の月経が不安定で、終わりの鐘が鳴るように一度重い(普段はない頭痛や嘔吐感)のが秋深まる頃にガーンと来たあと、翌月からはまたいつもどおりの様子に戻るのですが…。
月経始まりの先日がどうもその日だったらしく、一日いそがしく最後の身体調整方をお見送りして気が抜けたら急に体調が悪くなり。その日は翌日の段取りをして、食事も取らず、風呂にも入らず布団に直行。翌日はまだ頭痛が残っていましたが頓服は服まず、ぼちぼち仕事をして、空き時間に30分ほど仮眠を摂ったら夕方にはまあまあ回復しました。
睡眠と胃を休めること大事。
夏に当帰(ヨサの主成分でもある、漢方薬の原材料となる、婦人科系疾患によもぎと並んで効用高いといわれるハーブ)の勉強会に参加した折に、「内服だけではなく、肌やおしもにその成分が触れることが大事である」ことを、改めて学問的に教えていただいた。(詳しくは前エントリー、8月のブログ記事にて)
短期的な揺らぎや不調に目をむけるのを身体からのお知らせとしてキャッチすることが大事だけど、その後ろにある長期的な視点がボトムにあってこそ、という考え方が好きで、だからこそ仕事がらとかを抜きにしてもまず自分のために、そしてお伝えしながら続けて来れたんだな、と思う。
不安や負の感情がよぎったり消せない時、自分で決めたことに迷ったときに、身体を温め、巡らせると、自分ではコントロールできない部分が自分でもわからない領域で落ち着いてくれることで不思議と楽になることも多い。
また、そんなふうに発動して支えてくれているからだや神経のはたらきに気づくことで、年齢や時候に応じたご自分へのいたわり方のトリセツ(おもいこみ)の書き替えをしていくことも大事だったりします。
慎重すぎるのも日々をつまらなくするけど、だいじにしどころを知ること、ひやさないこと、ゆるめることや季節に見合った過ごし方、からだの仕組みなどベーシックな巡り合わせ。施術やのぞみ通信、講座を通じてお伝えしてきたことです。
あたりまえのようにがんばりすぎて、要らない力みがあったことに気づいたときこそ、からだは本来の力を発揮して、それぞれの女性という花を開かせてくれると、今までも、これからも信じています。