【2019.04.12の再掲】花冷え、身体も…
※このコラムは2019.04.12に投稿したものの再掲です。
あまり気温が上がらなかったからか、長く楽しめたさくらのピークも過ぎましたね。
急激な寒暖差、気圧の乱高下で、体調が整えにくい、この時期。
今年は雪が降らなかったものの、そのイレギュラーさがこたえるというか…。
先日、どうなさってるかな?と案じていた方から、お申し込みとともに、こんなメッセージが…。
ちょっとしたホラーのような…。
おいでいただいて、触れた足は、氷のように冷たかった…。そりゃ、しんどかったですよね。
この時期はとくに、急に首が回らなくなったり、ぎっくり腰になったり、頭痛や吐き気、むくみなど…気圧が下がると、交感神経が過敏になるそうです。
交感神経が過敏になる、ということはつまり、痛みの感受性が高くなったり、筋肉が緊張し、身体がこったり。
しかしながら、そのままではいられず、神経系統も乱高下。
交感神経が過剰に優位になった後は、副交感神経も過剰に優位になるようにからだが働き、今度は眠気、それを超えてだるさがくるのかもしれません。
こんなときは、
積極的にからだをあたためること
(ゆっくり入浴、気持ちの良いかるい運動など)
が有効です。
低気圧や低い気温そのものが身体に影響を与えるのではなくて、
気圧や気温の変化が春の不調の原因。急激に下がるときが注意。
なんか、着ても脱いでもなんかうすら寒い…というのもこの頃。
冷え性なんて良くならないでしょう、というお声もお聞きします。
「冷え感」そのものを改善の指標とするにはすこし難しい部分があり、
そこだけ追っていると
「なかなか冷えって治らないわよねえ」
となります。
「冷えてない、いつも足ぽかぽかだもん!
汗もかくし!でも、生理痛はきつい」
っていうひとこそ、冷えすぎて逆にほてってるだけ、
でも自覚がないのでご自身ではまったく対策を講じられないまま、
生理痛は痛み止めでごまかす…という方も多いです。
それよりも…
「疲れやすいとか、生理痛も、冷えに由来してるのかな?」
と思う体調の問題にフォーカスしたほうが、
冷え対策のあれこれを試みる中で身体が
変わっていくことを実感できることでしょう。
リラックスできる時間や環境づくりにも目を向けてみてくださいね。
春は、不安になりやすい季節。
急に悲しくなったり、いらいらしたり。
その理由は春の臓である「肝」が
活発になり、解毒しようとする働きがすすむからだそうです。
そんな時は、「こころ」に目を向けすぎず、
ただただ身体をここちよくすること、
上がりやすい気のめぐりをよくして、内から整うように。
そんな過ごし方のご提案として、春は特にヨサをおすすめしています。