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 ニュージーランド親子留学。学校選び

2025年2月から4月までの約3ヵ月間、ニュージーランド・オークランドへ親子留学することに決めた。このマガジンでは、留学に至るまでの経緯、準備について綴っている。今回は第3回目。学校選びについて書こうと思う。


公立小学校に短期留学できるニュージーランド


今回の親子留学は、「ニュージーランド」「短期の留学」ということが前提としてあった。英語習得のためには年単位での留学が望ましいことは明らかだが、用意周到に時間をかけて準備しなければ、私自身の仕事の調整は難しい。私は比較的自由の効くフリーランスだが、現場仕事もまだ多いため、すべてオンラインで仕事を回すとなるとやはり大変だ。

じつは、当初は春休み期間中の2週間のみの滞在を検討していた。ニュージーランドは短期留学を受け入れてくれる公立小学校があることを知っていたからだ。とはいえ、受け入れ可能な学校は限られているため、そのリサーチのため留学エージェントにまずは問い合わせてみた。

エージェントからは、「短期留学の受け入れは4週間から、という学校が多い。ただ、春休み期間に留学プログラムを実施する学校もある。この春もちょうど実施される予定だ」という返事が来た。

期間は2週間から1ヵ月、そして3ヵ月へ


メールを読んだときは、「それならちょうどいい」と素直に思った。でも、「たった2週間で何かが変わるとは思えない」「期間を延ばした方がいいのではないか」という思いが少しずつ強くなってくる。第2回目の記事で書いた、ニュージーランド在住の下山さんと再び話す機会があり、その際も「可能なら1ターム(1学期)は滞在したほうがいい」とアドバイスを受けていた。ニュージーランドは4学期制。ターム1は2月初旬から4月中旬、ターム2は4月下旬から7月初旬、ターム3は7月下旬から9月下旬、ターム4は10月中旬から12月下旬。各タームの間には、約2週間の長期休みがある。日本でいう新年度は2月に開始。下山さんによれば、「ちょうど新しいスタートを切るクラスに入って馴染み、1ターム過ごすのがいいのではないか」ということだった。

どうせ行くなら長いほうがいい。仕事も3ヵ月ならなんとか調整できる。子どもたちに話すと、意外にも「3ヵ月くらい行きたいと思っていた」という返事が返ってきた。障害は何もない。

期間を延ばせば、学校の選択肢も増える。エージェントから聞いていた通り、私の体感としても2週間から4週間に延ばした段階で受け入れ可能な学校が増えたという印象だ。これから留学を考える人は、最低でも4週間の滞在を見積もって学校選びをしたほうがいいと思う。

エージェントを通して受け入れ状況を確認したのは4校。

A校
4月11日にターム1が終了するため、それまでの3、4週間であれば受け入れ可能。10歳未満はホームステイの提供をしていないため、自力でステイ先を探す必要あり。

B校
短期留学はターム4のみ受け入れを実施。日本の春休み時期は受けつけておらず、ホームステイの手配もしていない。

C校
春休み(2週間)、夏休み(2週間または4週間)で日本からの短期留学を受け入れる特別プログラムを実施。通常の短期留学も受け入れている。ホームステイ先の手配も可能。

D校
4月11日にターム1が終了するため、それまでの期間であれば短期でも受け入れ可能。ホームステイ先は自力で探す必要あり。

学校の理念だけでなく、ステイ先と利便性も考慮


場所はニュージーランドの大都市、オークランド。学校はたくさんあるし、ひとつひとつ丁寧にリサーチすれば受け入れ可能なところはさらに見つかったかもしれない。ただ、そこまで時間も労力もかけられないし、今回は3ヵ月の短期留学。正直に言うと、学校の質そのものだけを重要視していたわけではなかった。

結論から言うと、選んだのはD校だ。AとDは一見すると条件が同じだし、C校も今回の受け入れ条件を満たしている。では、なぜD校なのか。この選択には、学校そのものの理念や学習環境以外の要素も大きく関係している。費用、ステイ先が見つかるかどうか、そして利便性。その理由や詳細については、次回に持ち越しとしたい。

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