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初めてのヨガ(2024/06/12)
昨日、人生で初めてヨガに行ってきた。
あれ?ヨガに行くってよく聞くフレーズだし、私も今そう言ったけど
冷静に考えて「ヨガに行く」って変じゃない?
ヨガは行くところじゃないもんね。やることだもんね。
でも、「ヨガやってきた」はなんか違う気がする。
まぁ、どっちでもいいか。
とにかくヨガをやりに行ってきた。
(やりに行く これだわ!)
ヨガスクールじゃなくて、市が運営している体育館でやってるやつ。
この存在はひと月前から知っていた。
運動が極度に嫌いな私に夫がやってみたら?と勧めてきた。
ごくたまに、ごくごくたまに私がyoutubeを見ながらなんとなくヨガをやっているのを知っていたので、これなら出来そうと思ったのだろう。
夫は、私を心身共に健康でいさせることに使命感を抱いているところがある。
4月に今の土地に越してきて、私がだいぶ慣れてきただろうタイミングでヨガを勧めてきたわけだけど、私的には〝まだ〟だった。
「行かないの?」
「うーん」
「明日行けそうじゃない?」
「今週ちょっと忙しかったから」
「行く?」
「今週やってないみたい」
のような会話を繰り返し、のらりくらりしていたが、一昨日とうとう言われた。
「ねえ、いい加減行きなよ」
「えっ」
あまりの強さに怯んでしまった。
「だって、初めての場所だよ。緊張するじゃん…。私の特性分かってるでしょ」
「知らん。あれこれ理由をつけるのやめなさい」
(知ってるくせにぃ…)
もう、ぐうの音も出ない。
夫に背中を押されたどころか、拳で殴りつけられたくらいの感覚で
我が家にびっしりと張った根をプチプチ切りながらヨガウェアの用意をした。
(ヨガウェアは島にいた頃に買っていた。一応やる気はあったんだ。)
ヨガ当日
私は毎朝夫を駅まで車で送るんだけど、気持ちが負けてしまわないように
夫を送るときにもうヨガウェアを着込むことにした。
行かざるを得ない事実をつくっていく。
ヨガは13時開始だが、市民センターの窓口で12時から予約を受け付けている。
定員は20名。
今日、定員オーバーでできなかったら、私多分一生やらなくなる!!と思ったので12時5分に窓口に行った。No.1のカードをもらった。
窓口に行ってみてなんだか変だなと思った。
空いている。他に予約を取りに来たっぽい人はいない。
窓口の人に聞いてみた。
「結構、混みますか?」
「いやー、そんなには」
「もっと遅くても予約取れます?」
「そうですね、12時50分くらいでも大丈夫ですよ」
12時50分!!!
12:50!!!!
12時5分に予約をした私は13時までの間を、車内で過ごした。
(12:50か…)と思いながら。
時間になったので会場に行ってみると、生徒は4人しかいない。
4人?!
少しして1人増えた。
6人?!?!(私含め)
私以外の生徒は、60代。
40代の私は場違いかと思うくらい落ち着いたムードが漂っている。
ヨガのインストラクターってどんなイメージ?
スレンダーで髪が長くてお団子で、お尻がキュッと上がっていて
切れ長の目で、素顔っぽいけどお化粧していて、その化粧は絶対に崩れない。
私の前に現れたヨガインストラクターは...
良い意味で、良い意味でおばちゃんだった。
めちゃくちゃ親近感のわくおばちゃんだった。
よくわからない英字が書いてあるダボっとしたTシャツにタイツ。
おそらくすっぴん。
ヨガマットの傍には、オレンジジュースのペットボトルがあるけど中身は透明。
多分、水。
親近感しかない。暖かすぎる!!!!
一番恐れていたのはトレーナーがグイグイくる人だったら、どうしようということ、トレーナーがはちゃめちゃにスタイルが良い美女だったらどうしようということ。
そんな美女見ながらヨガなんてできない。
だってさ、同じ人間とは思えなくて自己肯定感が下がりまくる。
健康になりにいってるのに、メンタル削られる。
肝心のヨガはどうだったかというと
最後の呼吸法で軽く寝ちゃうくらいには心も体もリラックスした。
この私が最後に先生に自ら声かけちゃうくらい心開いちゃった。
自分に自信がないみんな。
ヨガとかやってみたいけど、空気感に圧倒されそうで行けてないみんな!
今すぐ市区町村運営のスポーツセンターに行くのだ!!
私たちのフィールドはあそこだ。
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