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いごくフェス

~帰国後の話②~

福島県いわき市の地域包括の取り組みのひとつ「いごくフェス」面白かった!https://igoku.jp/column-4664/
地元のお母さんたちが「ババァ食堂」といって美味しいごはんを出していたり、棺桶に入る体験が出来たり、遺影を撮るコーナーがあったり、65歳以上の方々と地元サッカーチームの選手が一緒にダンスしたりして、死や老いをこんな風に自分ごとにして、楽しく表現出来るなんて!

ずっとお話を聞きたかったシルバーウッドの下河原さんの講演も、やっと聞けて嬉しい。VRで視覚におとしこんでから、看取り時のいくつかの場面について参加同士でディスカッション。
延命処置は老体にものすごく負担が大きい。延命をするという家族のエゴが本人を苦しめないか?という箇所で、「病院に預けるというのは、死に別れる辛さを、他人に委ねる知恵だったのかもしれない。」とお話していたけれど、最後「エゴなんて言ってごめんなさいね。延命は家族のエゴじゃない。愛ですね。」という言葉に、思わず泣きそうになった。そのためにちゃんと話し合って本人の意思を尊重すること。死は生活の延長にあるもので、悲しいものじゃない。いくつも刺さる言葉がたくさんあった。去年、自分の父も母も母親を亡くすのを目の当たりにして、より看取りを考えるようになった。地元・栃木にいる家族全員で参加したいなぁ。

今回のいごくフェス、介護福祉の施設でかっこよく働く友人のさとみちゃんと一緒に行きたいと思って誘ったら、前夜祭に日帰りで来てくれたのが嬉しかった。(欲を言えば2日目も一緒に体験したかったなぁ)

いごくの取り組み、大変なことは、きっとたくさんある。大変なことの方が多いだろうけど、やってる人たちが楽しそうなのが何よりよかった。よし、わたしも、愉快なババァになるぞ。

帰り道、いわきから乗った電車の中から眺める海岸沿いに、このあと新しくて長い防波堤が続いていて、色んなことが頭を巡りました。

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