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ハードでなくソフトで解決する
~ことり食堂のヨーロッバ旅行~アムステルダム編⑪~
川辺を散歩しながら、こんな質問をされた。
「川辺に日本なら落ちないようについている柵がない理由わかる?」
「んーーわからないなぁ」
「オランダの考え方は、川に人が落ちたときの対策として柵をつくるのではなくて、落ちた時にその人が服を着たまま溺れないように泳げる訓練を受ける」のだそう。
危機を回避するためにハードを新しくつくるのではなく、ソフトで解決しようとする。柵をたくさんつくろうとしたらお金がかかるし、だったら溺れる対象である人が泳げるようになったら、確かに解決する!と目から鱗だった。
そんな話を聞いたあとに歩く川辺の景色は、全く違う物になった。何気ない景観は、人々の思想によってつくられている。今、見えている景色をつくっているのは人々の思想なのだ。