23歳の環境活動家、露木しいなさんはエコバッグをもらわない。その理由は
「私、エコバッグは要りません」
写真や動画から想像していたより小柄で華奢。シャープな視線とはきはきした口調がなければ、中学生くらいに見えるかもしれません。環境活動家の露木しいなさんのことで、冒頭は彼女の言葉です。
露木さんは「世界一エコな学校」と言われるバリのグリーンスクールで高校3年間を過ごし、今は環境活動家として全国の学校で講演をしています。
先週、Business Insider Japanと、弊社メディアジーンのメディア「MASHING UP」で共催したカンファレンスでセッションをご一緒しました。
現在23歳。環境活動家としての活動を優先して大学を休学しているとか。露木さんの凛としながら優しい声での「エコバッグはもらわないことにしているんです。使い切れないから……」という発言にはっとしました。
トークテーマのうちの一つは、「なぜ気候変動についての企業の発信は届かないのか」。全てを紹介できませんが、露木さんがふと言いました。
「環境活動家をやっていると、周りからはペットボトルは買わないよねとか、お肉は食べないよねと言われることがある。でもいつも完璧じゃいられない。だから企業も、今できていないということ自体を発信してもいいのではないでしょうか」
この日もマイボトル持参でステージ上のお水には手をつけていませんでしたが、猛暑の日にマイボトルを忘れたらペットボトルは買う、と断言。等身大でできる努力はする。環境活動家として言動一致を貫きたいという思いが、短い時間の中でも伝わってきました。
Editor's Pick
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(2024.3.14)