【本紹介】熱狂宣言
おはようございます、木村希実です。
本日は「熱狂宣言」という本の紹介をしていきます。
熱狂宣言
熱狂宣言
著者:小松成美
出版:幻冬舎
株式会社DDホールディングス(以下:DDHD)社長の、松村厚久さんが、株式会社ダイヤモンドダイニング(以下:ダイヤモンドダイニング)を立ち上げられてから、本を記載した時期に至るまでの半生が描かれている本になります。
まずは松村厚久さんとはどのような人物かを見ていきましょう。
松村厚久とは
役職については以下のように定義されています。
日本の実業家。株式会社ダイヤモンドダイニング創業者。株式会社DDホールディングス代表取締役社長・グループCEO。高知県観光特使。
松村さんのことは、この本を見れば大体知ることができます。
大学卒業後に日拓エンタープライズに入社。そこで、ディスコの経験を経て、日焼けサロンの事業をオープンされています。
元々、飲食業をやりたいという思いがありましたが、資金集めのために日焼けサロンをオープンしています。
そして、2001年に念願の飲食事業に参入されています。
念願の飲食業界では、「100店舗100業態」を掲げ、実際にそれを2010年10月に達成されています。
今までの常識では、1業態をしっかりと軌道に乗せ、その業態をチェーン展開するということが当たり前とされていましたが、その常識を覆す実績を残されました。
「フード界のファンタジスタ」「食とエンターテイメントを融合させた天才」「レストラン業界のタブーに挑んだ男」と称賛される一方で、「異端児」「無計画経営者」「ビッグマウス」と批判されることもあったようです。
この本で、初めて公表することになったのですが、松村さんは2006年に若年性パーキンソン病であることを医師から告げられることになります。
普通、そのような宣告をされてしまえば、心が折れて、社長の座を辞すことも考えるところですが、周りの社員の方のサポートも有り、100業態100店舗をなし得ています。
この部分において、まさに松村さんの「熱狂」が強く書かれているのがこの本になります。
本の感想
松村さんは常に熱狂して、仕事をしています。
若年性パーキンソン病と診断され、100業態100店舗も無理じゃないかという困難に見舞われながらも、それすらも乗り越えて、しっかりと目標を達成し、実現化しています。
東日本大震災の際もどのように乗り越えてきたかが事細かに書かれています。
この本のとても惹かれるところは、松村さん自身の心情が明確に書かれているところです。
松村さんの熱狂に当てられ、この本を読み終わったときには、「自分もなにか動きたい!」という気持ちになってきます。
若年性パーキンソン病、東日本大震災と経る中で、松村さんが何を見て仕事をし、どのようにして苦境を乗り越え、そして何に「熱狂」してきたのかを知ることで、人生の生き方を見つめ直させてくれる本になっています。
おわりに
松村さん自身は、ミスターサンデーなどのテレビ番組で取り上げられたり、熱狂宣言は映画化もされたりと、非常にクローズアップされていますが、そのたびに松村さん自身の熱い思いに心打たれ、自分自身ももっと挑戦できるな、ということを思わせていただいています。
この状況下で、飲食業界はさらなる苦境を強いられています。
ですが、きっと松村さんはこの苦境も乗り越えていかれるんだろうなとも感じています。
私自身、DDHDの飲食店を見かけたときはついつい立ち寄ってしまっています。
私も松村さんのように、自分の人生に熱く生きて、後悔のない人生にしていこうと思います。
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