Past Tenses, Part 2 – 過去進行形が物語ること
英文では、[矢印]や[イコール]にあたる語、つまり verb(動詞)の形を変えることで文章が「いつのことか」を伝たり、文章に何らかの効果を与えることができます。そのように変化した[矢印]や[イコール]の語形は tense(時制)と呼ばれます。
この記事では、past continuous(過去進行形)について眺めていきます。
Form
Past continuous とは、次のような形で表されるものです。
was/were + present participle ( ~ing )
We were lying on the bed.
She was reading.
I was listening.
まず be の変形である was または were があって、[矢印]の語尾に ing がくっついたものが後に続きます。
否定の文章と質問の文章は、それぞれ以下のように表されます。
否定
was/were の後に[否定のサイン]not を入れます。
Spoken English(口語英語)では、通常 contraction(短縮形)を用い、was not → wasn’t 、were not → weren’t となります。
We weren’t ( = were not ) playing music.
I wasn’t ( = was not ) having coffee.
質問
was/were を[主役]の前に移動します。
Were you lying on the bed?
Was she reading?
Use
Past continuous はどんな情報を運んでくれるのでしょうか。
1. 過去のある場面の様子や状況を描写する
Past simple が過去の出来事を伝えるのに対し、past continuous は過去の様子や状況を描写します。
この説明だけでは今ひとつわかりにくいと思うので、次の二つの例文を見比べてみてください。
When I got home, they did their homework.
わたしが帰宅すると、彼らは宿題をやった。When I got home, they were doing their homework.
わたしが帰宅すると、彼らは宿題をやっていた。
最初の文章では、「帰宅」と「宿題をやる」が連続した二つの出来事として描かれていますが、二つ目のの文章ではどうでしょう? 「わたしが帰宅」した時の「彼ら(あるいは家の中)の様子」が描かれていますよね。これが past continuous の働きです。
上の例のような過去のある一場面の様子や状況だけでなく、他にも表せることがあります。同じように、past simple と比べながら眺めてみましょう。
2. 繰り返し起こっていた、物事の背景
例えば、後に結婚した二人が学生時代…
They met secretly after school.
彼らは放課後にこっそり会った。The were meeting after school.
彼らは放課後にこっそり会っていた。
“met”(会った)だと一回こっきりの出来事に聞こえますが、”was meeting”(会っていた)だと、結ばれる背景にそういう繰り返しがあったことが伝わります。
3. 変化や成長の様子
例えば、今では外資系企業でバリバリ働く女性の英語力は2年ほど前に…
Her English improved.
彼女の英語は上達した。her English was improving.
彼女の英語は上達しているところだった。
“improved” だと結果が出ている話になりますが、”was improving” だと変化の途上にあったことになります。
be の変形である was/were があるということは、つまり past continuous はイコール文であり[主役]が「どんな」かを伝える文章です。ですから、-ing をつけることによって[矢印]が[化粧]の役割を果たすのです。
さて、いかがでしたでしょうか? いろいろと説明しましたが、past simple と past continuous の違いを例文から感覚的に理解してもらえたら幸いです。
それでは、I wish you happy learning!
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