変化を求めた先で見つけた新たな夢|まきさんがライターを志した理由
「今のままでも幸せ。でも、なにか物足りない気がする」
そんなことをふと考えてしまうことは、誰にでもあるのではないでしょうか?
調達事務の仕事を始めて10年以上のキャリアを持つ森川まきさんもその一人です。
現状維持か?
それとも未知の世界に足を踏み入れるか?
まきさんは、迷わず後者を選び、ライターとして歩み始めました。
なぜライターだったのか?
新たな道を志したまきさんに、その理由を伺いました。
「私、このままでよいのかな?」そんなときに出会った新しい世界
――調達事務のお仕事を長く続けられているということですが、元々この職種を志望されていたのでしょうか?
いえ、まったく考えていませんでした(笑)
学生の頃は「東京タワーやドームといった、人の記憶に残るような建物を建てる会社で働きたい!」という思いが強かったので、ゼネコン志望で就活をしていたんです。
けれど残念ながらご縁がなくて……。
これからどうしようかな?と考えていたときに出会ったのが、現在働いている機械メーカーの調達事務という仕事です。
主に建設機械に使用される部品を作っている会社なのですが、ここで働けば、元々希望していた「建物を建てること」に繋がっていくのではないかと思い、就職を決めました。
工場が併設されている職場なので、日々多くの機械に囲まれて仕事をしているんですよ。
――機械がたくさんある職場!とても興味深いです。現在は具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか?
今は、建設機械に携わってはおらず、船やテーマパークのアトラクションで使用される装置のポンプを作る部署で働いています。
私は、そのポンプの部品であるネジ等を調達する業務を行っています。
自分が関わった小さなパーツがのちに大きな装置の一部となり、多くの人に使用されることを想像すると、社会の役に立てているなと実感できて嬉しくなるんです。
この部署に配属されてから、一層やりがいを感じるようになりましたね。
――充実した毎日を過ごされている様子がよく分かります。順風満々に感じるのですが、なぜライターを目指そうと思ったのでしょうか?
私、新卒から10年以上同じ職場で働いているんです。
周りの人にも恵まれて、これといった不満もない。
とても楽しく仕事をさせてもらっています。
ですが、勤務年数が長くなるにつれ、ふと「このまま仕事をしていたら、新しい変化は訪れないかもしれない」と思ったんです。
――なにか刺激がほしかったということですね。
そうなんです!
まずは、さまざまな職種の人と関わってみたいと思い、クリエイターが集うオンラインコミュニティーに参加することにしました。
そこで、デザイナーとして活躍している同世代の子と仲良くなったんです。
今まで、私の周りには会社員や公務員が多かったので、デザイナーの友人から聞く話は初めてのことばかり。
「なにその華やかな世界!」と衝撃を受けました。
そこから、クリエイティブ職への憧れが強くなっていったんです。
ヒトやモノを応援したい!
――新しい世界と出会ったんですね。クリエイティブ職のなかでもあえて「ライター」を選んだのはなぜですか?
ライターになれば「ヒトやモノを応援できる」と思ったからです。
自分がよいなと思ったことを記事にすると世の中に広まる。
それは結果として、ヒトやモノを応援することに繋がるのではないかなと。
――素敵なお考えです!ちなみに、今、誰かに伝えたいヒトやモノはありますか?
色々とありますが、1つ挙げるとすると「日本のものづくりの素晴らしさ」です。
改めて考えると、今の職場は、日本の技術の高さを身近に感じられる場所だなと気がついて。
例えば、指先だけでものの厚みが分かる人がいるんですよ。
これぞまさに職人技だと思いませんか?
自分が感動したことを誰かに伝えて広めていきたい!
どうすればその目標を叶えられるかな……と考えたとき、ライターならできる!って、ひらめいたんです。
――なるほど。憧れのクリエイティブ職とヒトやモノを応援したいという気持ちが掛け合わさって、ライターという道に辿り着いたんですね。
はい、そうなんです!
亡き祖母との思い出と受け継いでいきたい想い
――日本のものづくりというジャンル以外で、今後、ライターとして挑戦したいことはありますか?
ジュエリー関連の記事に挑戦したいです。
亡くなった祖母がジュエリー好きだった影響もあって、昔からキラキラしたものが大好きで。
子どもの頃、祖母と手芸屋さんに行き、ビーズやスワロフスキーを夢中になって選んだことも、よい思い出の一つです。
――とてもかわいいエピソードですね。今日も素敵なブレスレットを身に着けていらっしゃいますが、なにかこだわりはあるのでしょうか?
このブレスレットは祖母からのプレゼントです。
お守りのような存在ですし、祖母と過ごした日々を思い出させてくれる大切なものですね。
――まきさんにとってジュエリーは、特別な意味を持つものなんですね。そんなまきさんの記事が、今からとても楽しみです!
ありがとうございます!
ジュエリーって、ご褒美として購入する人が多いですよね。
でも、私にとっては、今身に着けている祖母からのプレゼントのように「人の想いを次世代に繋げていけるもの」なんです。
ただの贅沢品に留まらないんですよね。
私の記事を読んで、こういった想いとともにジュエリーを楽しむ人が増えれば嬉しいです。
ライターとして叶えたい夢
――今後は、現在のお仕事を続けながらライター活動をしていく予定ですか?
先のことは、まだはっきりとは決めていません。
ですが、ライターとして多くの経験を積み、ゆくゆくは学んだことを現在の職場に還元していけたらいいなと思っています。
「自分がよいと思ったものを、多くの人にシェアしていきたい!」
そんな想いを持つまきさんにとって、ライターはまさに出会うべくして出会った職業だと感じました。
これから、一層キラキラと輝き続けるであろうまきさんが書かれていく記事は、読者に新しい気づきを与えてくれるものとなるでしょう。
まきさん、ありがとうございました!
まきさんのnoteはこちら↓
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