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支倉凍砂/著、安國愛菜/ナレーション 狼と香辛料シリーズ


今回はシリーズ通しての感想です!

第一巻あらすじ
行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。「お前は、本当に神なのか?」最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが……。

Audible 公式サイトより

この作品は昨年夏、Audibleで初めて知った作品です。(タイトル自体は知ってましたが)
経済をテーマにした作品なので、経済に興味がないわたしも楽しめるかな?と不安でしたが安心して楽しめることができました。
最初は失敗や裏切りに合っていたホロとロレンスでしたが、だんだんと物語が進んでいくうちに変わっていく姿がとても印象的でした。
特に、印象に残っているのは旅の終わりを描いた第17巻です。
この巻ではホロとロレンスが今まで出会った人たちが再登場します。
「ついに二人はここまで来たんだな…」と感慨深くなりました。
最後はまさかのサプライズがあるので、ぜひこの耳で聴いてみて欲しいです!

そんなシリーズのナレーションは、Audibleでは森見登美彦さんの「ペンギン・ハイウェイ」、「夜は短し歩けよ乙女」、小野不由美さんの「ゴーストハント」シリーズを担当している安國愛菜さん。
安國さんの優しく凛とした語りが「狼と香辛料」の世界観にすごくぴったりで、聴いているわたしも旅をしている感じが味わえました。
また、子供から老人までの演じ分けも本当に素晴らしくて、「これぞプロの朗読だ!」と思いました。
こんなナレーターさんが朗読してる本に早く出会いたかったです…!!

「狼と香辛料」はわたしにとって大好きで大切で特別な作品になりました。
本当に出会えてよかった!と言えるシリーズです。

余談

貼った動画はわたしがリクエストして作ってもらった動画です。
「この瞬間を」という曲は、昨年5月に放送されたドキュメンタリー番組NNNドキュメントの不登校を題材にした「森のごちそう 〜学校、行けんくてもいいの?〜」(しかもこのドキュメントのナレーションはSPY×FAMILYアーニャ役でお馴染みの種崎敦美さんが担当されています!)で知った曲です。
歌は池田綾子さんと「明日への手紙」でお馴染みの手嶋葵さん。
初めて聴いた時から個人的に「狼と香辛料に合ってる!」とずっと思っていて、自分でもこの曲を使った動画を作ってみたのですが、なかなか上手くいかなくて…。
そんな中「狼と香辛料」の初代opの「旅の途中」を使ったmadを作っていた方にこの曲を使ってこのmadを作ってください!とお願いしました。
お願いした所、なんとすぐ作ってもらえました。
今はこのmadに出会えたことに感謝しているし、
この曲に出会えてよかったなあって思っています。
特に、「今君のその声に 同じ想い 重ねた この瞬間を この瞬間を 心にいつまでも あなたと微笑んだ」という歌詞が好きです。
少しでもこの曲とこの動画が届いてくれたら嬉しいです…!

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