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劇団☆春夏秋冬『艶姿河内六人娘』について、脚本家目線で。~あとがきに代えて~(W)

劇団☆春夏秋冬
カタヤブリ旗揚げ公演
『艶姿河内六人娘』
4日間7ステージ、無事終演しました。

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始まればアッという間。
そんなことは演劇20年もやってりゃ分かりきったことではあるのですが、
なんとも離れがたい、寂しい、そんな気持ちになった公演でした。
『艶姿河内六人娘』脚本家目線シリーズのnoteも今回が最後。
普段は公演が終わっても引きずることがあまりない性格なのですが、
今回ばかりは少し #艶六ロス になってる自分にびっくりしてます。
嗚呼、『ROCK SHOW』踊りたい・・・

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楽しかった舞台の終演は、失恋に似ている。
楽しかった思い出を大事にしつつ、未練を断ち切って次に進むために、
今回は公演のあとがき代わりに、本編で描かなかったこと、描き切れなかったことなどを色々書いていこうと思います。

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以前の分が未読の方はこちらもどうぞ。

第一弾はこちら

第二弾はこちら

第三弾はこちら


痛みと復活・再生の物語

今作の登場人物はそれぞれに何かしらを喪い、そして痛みを抱えています。
現実でもそれはみんな同じで、痛みを抱えていない人なんていない。
そんな人たちが一歩を踏み出す、そんな物語にしたかった。

【大阪☆春夏秋冬】の公演ではなく、【劇団☆春夏秋冬】の公演として、そんな群像劇を描けたら・・・というのが正直な気持ちでした。
そんな人たちの背中を押してくれる楽曲に恵まれたことが、執筆の際に本当に有難いことでした。
楽曲の使用を許可して下さったavexさん、そして生みの親であるMINOR SCHOOLのSatoshiさんには感謝してもしきれません。

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