発展途上人学_第1回
自分の考えたことの具現化の方法を学びたい
そんなことを考えていたところ友人から紹介されたのが当講義だった。
この講義の対象者としていくつか項目があったが自分としては以下の内容に興味があったことから受けてみようと思った。
- 知的生産術に興味がある方
- コミュニケーション強者以外の9割、つまり「繊細で、不器用で、嘘がつけない」作り手であったとしても、どんな人でも好きなことをサステナブルに続けていける方法を開発したい。
- 結局、SNS映えする人しか、世に出れなくなっていないか
現在個人で発信することで世に出ることができる時代である。しかし、その発信が苦手でそれができない人間も一定数いるのは事実。一方で発信することだけがうまい人間もいる。SNSでは嘘が他の者に評価されることで適切に情報が修正される、そういう機能があることが当初言われていたと思う。しかしながらいい意味でのそれは最近は揚げ足をとるような感じでしか使われていなかったり、ただの誹謗中傷だったりで建設的な議論や正しい情報への評価という側面が薄れている気がしている。
しかし、それは発展の途上である状況であるのではないだろうか。そんな考えを根底に、表面ではなく「本質」を追求する人を”発展途上人”と考える。それは、小さな成功にあぐらをかくことなく、常に好奇心をもち、すべてのものから学び、己を進化させ続ける人のことである。よくないものをよく見せようと盛ったところで、そんなのは受け手にすぐにわかり、飽きられ一過性に終わってしまう。
そして、それを学問として体系的に起こそうとしたのが、発展途上人学である。プロデューサーの角田陽一郎氏が生徒と一緒に発展途上人について、コミュニケーション強者以外の9割の「繊細で、不器用で、嘘がつけない」作り手が、好きなことをサステナブルに続けていける方法を開発することを目的とし、探求する講義である。
第一回の講義は、そんな発展途上人学が生まれた経緯であったり、その背景となる世間の見せ方・見え方がどのようなものかについての講義であったと思う。
それでは第一回の復習も兼ねていかに書き綴ってみようと思う。
主要な内容
マジックをサイエンスにしたのが「企業」
SNSが流行る事でいろんな自分を演出することができる。しかし、虚言、嘘、偽りはいつかバレてしまう。そのような”マジック”に力を与えるのが”サイエンス”である。ただ、サイエンスだけだと人は思う以上に興味を持たない。見たいと思うような環境ができて初めてサイエンスが生きることが多いのである。そのため、マジックとサイエンスをバランスよく見せることが重要である。
「当然」を越えることが発展
通常のことをしても人は関心を持たない。そのため、その「通常」を越えることが重要になる。それがギャップやインパクトとなり人に伝わる。10代で起業、60歳で起業もその一つだろう。ただ、それが人に伝わることは間違いない。
その他気になる内容
自分で作ったものを自分で売るのが嫌
分かるなと思った。自分で作ったものを見てくださいっていう感覚。必要なことだし、やらなけれればならない営業活動だとは思うけど、恥ずかしいというかそういう感覚もわからなくはないなと思う。
いらないものが文化になる
「文化」をそう考えていたが、震災が起きた時に、そんなことをやってる場合ではない、と言われた時に色々考えることがあったという。だとすると自分がやっていることはなんだろうと自身で考えていたことについて新たな思考を得られたタイミングとなった。
企画が通るか通らないかではなく、どう実現するか。
これは仕事にも通じると思うし、人とのコミュニケーションにも関連すると思う。目的があり、そのためにどうするかを考えるだけである。そのために自己を押し通す必要性はなくその企画を通すことを考えるだけなのである。
旅の醍醐味は人とと会うこと。東京にいても人と会うことができる。それであれば東京にいても旅をすることができる。
何かをするときの目的はあると思う。その目的が何か、要は本質とは何かを考えることで実はやりたいことってそれじゃないということもあることを教えてもらった。
発展は0→100ではなく、1も5もある。
「発展」をすごく高尚で程遠いものと取られられている節があるが、前に進んでいることが発展であり、程度の差は大きな問題ではないのでは無いだろうか。100進まないといけない、意味がない、というのはやる人に対してモチベーションを削ぐことになりかねないし、何より既存を変えることがすなわち発展なのかということである。便利・効率的になることが発展と同義であるとは限らない。
まとめ
第一回は聞いたらわかる内容もありつつ、けど言語化して理解できることでさらに自分の理解が深まったことは大変有意義だった。あと4回ある。自分の考えていることを具現化するために受講をしていこうと思う。
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