見出し画像

カオスと冒険の関係を考える

「冒険する組織の作り方」の読書会へ参加をしていて、カオスの中で冒険が生まれるのかを考える機会があった。

僕自身の感覚としては、カオスというのは冒険を阻害する要素があるのではないかと思っている。

カオスが冒険に与える影響

組織の中でカオス、つまり混沌とした状態が発生すると、その組織に属する冒険者たちのリスクが上がる。例えば、RPGの世界で冒険するにも、HPやMPが足りなければ戦いに挑めないし、無理をすれば死んでしまう。組織においても、冒険をするためには回復できる状態や安心して戻れる場所が必要ではないかなと。

ギルドのように、冒険者が集まり、そこから出発して帰ってくる拠点がなければ、持続的な冒険は難しい。もし、ギルドの信用が低下し、受注ができなくなったとしたら、冒険そのものが成り立たなくなる。

組織における信頼と秩序

冒険を継続するためには、組織の信頼と秩序が重要で、チームの中で規律を守らない行動が横行すると、組織の信用が損なわれ、冒険の機会そのものが減ってしまう。組織を維持するためには、一定のルールや枠組みが必要であり、カオス・無秩序な状況下では成り立たない。

もちろん、冒険にはリスクがつきものだし、ある程度の危険や挑戦がなければ面白くない。しかし、無秩序な状態が続くと、それは冒険ではなく、ただの無謀な行動になってしまう。

冒険を継続可能にするために

組織の中で冒険を続けるためには、安心して帰ってこられる環境を整えることが大切だ。具体的には、

  • メンバーが挑戦できる余裕を持てる体制を作る

  • 信頼できる仲間とのネットワークを維持する

  • 戦略的にリスクを管理し、無謀にならない仕組みを持つ

このような要素があれば、冒険を続けることができる。ちょっと背伸びができる状態を創出し、無謀な冒険や周囲を巻き込む混沌な状況は整理する。このようなしっかりとした支えがあることで、本当の意味での挑戦が可能になるんじゃないのかなと。

ギルドマスターがその組織を整えるような状態が大切じゃないかなって。

まとめ

カオスと冒険は一見、相性が良いように思えるが、実際には無秩序な状態では冒険は持続できない。安心して帰れる場所があるからこそ、安心して挑戦できる。組織の中で冒険を続けるためには、信頼やルールを適切に維持しながら、挑戦の場を作ることが大事であるように感じてる。

このnoteの記事の筆者(のざたん)は音声配信をVoicyで行っています。

また、筆者についての情報やお問い合わせは

をご覧ください。
匿名でご質問がありましたら、質問箱フォームをご利用ください

いいなと思ったら応援しよう!

のざたん|会いに行けるセンセイ
いただいたサポートは、誰でも教員と会って話せる『会いに行けるセンセイ』の活動に利用させていただきます。