優しい国、ニュージーランド
比較的混んでいるバスに乗りました。久しぶりのバス。座れる場所を探すのも面倒なので立ってようとしてたら、「おーい!!ここ座って!」と遠くから声が。振り向くと、高校生っぽい男性が手招きしていました。
僕は確かに実年齢は54歳。日本の江戸時代で言えば人生が終わるころです。だけど、ぶっちゃけそんなに年寄りに見えないはず。それなのに、年寄り扱い?と思ったが、疲れもあったので言葉に甘えました。
気がつくと、停留所毎に、どんどん席が入れ替わり、少しでも目上の人がくるとみんな争うように席を譲る。なんて清々しいんだろう。
もちろん赤ちゃん連れには、当然のように大きめの席をゆずり、バスも落ち着くまで発進しません。
日本との比較というのをあまりしたくありませんが、日本だと「ちょっとくらいの目上ならOK。年寄りじゃないし」という感じですよね。しかも席譲ってあげて、断られたら気まずいから、余計に席を譲らない。と僕は勝手に思ってます。
日本では小学生くらいの子供連れの場合は、子供に座らせて親が立つという風景もよく見ます。僕は子供のころ父親に「おまえは子供だから立ってろ」と言われて、父親が座って自分は立ってた記憶があります。僕はそうやって育てられたので、子供が座って親が立っているとう風景を見ると、ものすごい違和感を感じます(違和感を感じると二重に「感」がでてきていいのかわからない)おっと話題がそれる)。
ニュージーランド全体がそうなのかどうかは判りませんが、少なくとも先日乗ったバスでは、年功序列(あくまで見た目)で統制がとれていて、気持ちよかったです。
譲られたら、すなおに譲ってもらう。年上がきたら席を譲る。この2つのルールが浸透してれば、優先席シートでどうのこうのとう争いもなくなるのではないかと思いました。
ニュージーランドは、いろんなことを気づかせてくれる優しい国です。