平成の卒業アルバム
平成が終わる。
自分は平成に生まれ生きてきたので初めて元号の境目に生きる。
平成生まれの多くの人が語るように「平成=自分の人生」だ。
ゲームボーイアドバンスに熱狂し、ベイブレードと遊戯王カードで少年時代を過ごした。
バンプとアジカンに青春時代を支えられ、スマートフォンの進化と共に大学時代を生きた。
4月1日に新しい元号が発表されたとき特に大きな感慨はなかった。
「令和」ってまた昭和と同じ「和」の字入ってるなとか。
「平成」と「令和」で合わせて「平和」って捉えれるのねとか。
新元号って騒いで景気よくみせたいんだろうな。とか。
数日前にOKAMOTO'Sがアルバム『BOY』に収録している『Dancing Boy』のMVを見た。
OKAMOTO'Sのメンバーやゆかりのある人たちが佇む姿を一人(組)ずつひたすら映し出していく。
栗原類、踊Foot Works、北村拓海、水原希子・佑果、Creepy Nuts、Licaxxx、菅田将暉、小袋成彬、小田明志‥
そのメンバーの豪華さも去ることながら活躍している場の幅広さがすごい。
このMVについてOKAMOTO'Sのメンバーのオカモトレイジはブログにこう綴っている
Dancing BoyのMVは同じ時代を駆け抜けた同年代の仲間たちだけで作り上げた"平成の卒業アルバム"だと思っている。
すでに有名なやつもこれからスターになっていくであろうやつも、一般人の同級生やK-POP仲間のOLも、みんな並列でこの時代を生きてたし、みんないつか大人になる。アルバム「BOY」はそういうことをフラットに、その中にあるきらめきを表現したかった。このMVの中には確実にあなたもいる。
OKAMOTO'Sはアルバム『BOY』について”少年と青年の狭間にある「言い切れ無さ」”や"強烈に何かを好きでいるような感覚"を"BOY”と名付けて呼んでいる。
そしてMVの最後はこう締めくくられれる。
be honest.
from The Most Beautiful BOY
自分はこの出演たちと同世代だ。
彼らと同じ平成という時代を生きてきた。
しかし平成の終わり、画面越しにこちらを見据えてくる"Beautiful BOY"たちの姿は自分とあまりに違い、眩しかった。
『Dancing Boy』の中ではこう歌われる。
Dancing Boy
やがて薄れゆくTeenage Dreams
君の翼ならOne More Time
Well you know?
9年前、自分が10代だった時にOKAMOTO'Sはアメリカツアーをしていた。
自分は浪人生だった。
彼らのブログを見て、同世代の眩しい姿に勝手に打ちひしがれていた。
現在は、自分は仕事をやめて無職になった。
仕事をやめた理由というのはっきり言語化できてなかったけど根底には"BOY”があったのだと感じた。
改めてOKAMOTO'Sの輝きに打ちひしがれ、そして引っ張り上げられた気持ちになる。
舞い上がれHigher! Without Fear!
明日からは新しい時代になる。
OKAMOTO'Sからは「卒業アルバム」を送られた。
全然道なんか見えてはいないけど次の時代ではBeautiful BOYとなるために進もう。
<参考>
OKAMOTO’Sが大人と少年の間で語る、28歳で迎えた10周年の心境 - インタビュー : CINRA.NET
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