
黒子か? 主役か?①
お疲れ様です!
自問自答ガールズ・自学自習部門の、のざです。
お待たせしました。
黒のワンピース購入録です。
スカートが履きたい
7月に入り、4月からずっと憧れて、少ないバイト代をさらに切り詰めて貯めたお金で、ジミーチュウのローファーを購入しました。
そして彼女に合う素敵な靴下も。
靴下を買う前、もっと言うならローファーに出会い、惚れこんだときから、
「このチェーンがしっかり見えるように、スカートやワンピースが着たいなあ」
と思っていました。
独特のフォルムをした金のチェーン飾りが、彼女の一番美しいところなので、自慢して歩きたかった。
スカートか……スカートぉ?
自慢じゃないけれど、ここ数年、スカートを買った記憶はほとんどなかった。
数年前にハワイで買った幾何学柄のワンピースを夏のお出かけ用にしていたくらい。
考えられる理由は以下。
①特別な日のものだから
人生で一番スカートを履いていたのはいつでしょうか?
答えは中学・高校のときです。
毎日セーラー服で登校し、下校していました。
(体育ジャージでの登下校は体育祭以外禁止でした)
地元にいる頃、プライベートでスカートを履いた記憶はありません。
ドラマやアニメなんかで、小学生がスカートで学校に行っているのを見て、
「なんでこの子たち、スカートで行けるの? 鬼ごっこも体育の授業もできないじゃん!」
と、本気で思っていた小学生でした。
(北海道の公立小学校には体操着の概念がない)
小学校にスカートで行ったのは、
・入学式
・学芸会(器楽演奏)
・卒業式
だけだと記憶しています。
毎日ジャージを履いていってたし、図工と書写の日は汚れるからと黒しか着せてもらえなかった(笑)。
あとはピアノの発表会とか。
当時からおデブなので、親は着せるものに困っていました。
なにせ入学式の日に着たブレザーとスカート、卒業生向けのコーナーにあったやつですからね……!
とにかく、スカートは強制的に毎日押しつけられた制服以外だと、「特別な日」に着るものでした。
普段はパンツスタイルの方が、動きを制限されないし、パンツ万歳!
②そもそも似合わないから
以前noteにも書いたけど、
自分の意志ではないショートカットにされていた時代、美容院に行く度に、母からぶつけられる「男の子」という言葉を恐れていました。
大昔、体型が女の子らしくなる二次性徴前、(どんなにデブであってもね、男女の体型の違いってあるんだよな)誕生日ケーキを取りに行った洋菓子屋さんで、
「お兄ちゃん」
と声をかけられて、ショックを受けつつ、にやにやしたことも思い出してしまいました。
(なのでなるべく、自分では「お兄ちゃん」とか「お嬢さん」とか言わないようにしてる)
そんな、「男みたいな」自分が、スカートを履いているのは似合わないんじゃないか。
制服ですら、ほら、似合わない。
実際、小学校のときの同級生男子とたまたま制服姿で会ったとき、笑われたこともあります。
(私はひとりで私立の女子中学に行ったので、彼らとは疎遠になっていた)
一年前まで、一緒になって体育館で走り回っていた友達だから、
「のざがスカートなんて履いてんの?」
という気持ちだったんでしょうけれど、
「ああ、やっぱりスカートはダメなんだな」
と思うには、十分な経験でした。
大学生になって上京し、歩く生活になると一気に20㎏くらい痩せました。
このときはいろんな服が入るのが楽しくて、スカートも履いていた気がします。
就活のときのタイトスカートは嫌いだったけど、塾講師時代はスカートで教壇に立っていたことの方が多かったな。
でも、基本的には
・休みの日
・出かける日
以外に着ることはありませんでした。
(あ、あと物理的に脚をきれいに閉じられない&股ずれしがちというデブ特有の事情があることも付け加えておく)
(それから毛の処理問題もね。腕がほとんどないから脚は油断しがち。日焼け止めも同じく)
そんな私に、
「スカートかワンピースを買う」
と決心させるジミーチュウのローファー、強い。
余談ではありますが、先日新宿伊勢丹に行くのに電車に乗りつつ、俺たちのバイブル
に目を通していたところ、以下の記述が。
「おしゃれな人は必ず最初に靴売り場に行って履きたい靴を見つけてからその靴に合う服を探す」ということでした。たしかに履きたい靴のイメージがあると選ぶ服は自然に見つかります。
身をもって知った……! 予言された未来……! やっぱすげぇや!!
本の中では「黒のローファー」には「スタイリッシュなパンツスタイル」と提案されていますが、私のローファー、黒が主眼じゃないので。
ダイヤモンド
なんでね。
美しいゴールドのチェーンと優雅なフォルム、そこに添えたカラフルな靴下を主役にしたいから、
「黒のワンピース」
が自然と欲しくなりました。
降ってわいた「黒」という色
私のnoteをすでに読んだことのある方は、
「おやおや~? のざさん、あんた前と言ってること違うんじゃない~?」
と思っていることでしょう。
鞄の試着のときは、
「黒は絶対にない!」
と言い切ることができたし、今もはっきりとそう言えます。
「バッグは自己紹介」
と考えると、私は自分のことを黒のイメージにしたくないのだな、と。
じゃあ何色やねん! ってなるんですけど、それはまだ考え中。
(そういや先日すれ違ったお姉さんのグリーンのショルダー可愛かったな)
けれど今回は、
「こだわりぬいた足元を見てくれ! 俺本体はどうでもええ!!!!」
という気持ちから、黒のワンピースを欲しました。
なぜスカートじゃないかというと、暑いからです。
一枚でさらっと着たかった。
トップスとの組み合わせを考えるのも嫌になる、この猛暑……。
三年日記に書いてみた
「黒のワンピース」と一口に言っても、いろいろあります。
春の制服を購入した、プラスサイズの私でも着られる服が多いオズモーシスの
このワンピースがいいかな?
と眺めていました。
とりあえず三年日記に「欲しいから試着しよう!」の気持ちを書いてみました。
「黒のシンプルなワンピースが欲しい」
何の気なしに書いて、ハッとしました。
シンプル。
シンプルを求めているのね私。
何の気なしに手元のノートに書いたことで、自分の本当の気持ちに気づかされることってあるんだな。
黒子になれるワンピースの条件はこれだ
いつも試着のときに持って歩くノートに、黒ワンピの条件を記入しました。
①洗える、乾く
→夏なので特に重要。
②涼しい
③体を締めつけない
④でもダボっとしない
⑤装飾はほぼなし、シンプル
⑥ひざ下丈~ロング
→靴下がちゃんと見える丈。身体で唯一細いのが足首なので、足首を出す!
⑦半袖~七分袖
→ノースリーブも一応選択肢にあったけど、試着してみて消えた。後編にて。
⑧お腹が目立たない
→妊婦さんに見えないように……
⑨極力プチプラ
⑩シャツワンピ△
→「羽織としても使える」は、「羽織にしかしない」になりがちなので今回はパス……しようと思ってたんです、ええ。
⑪ほっこり<かっこいい
このメモを念頭に置きつつ、さぁ、実際の試着旅へ!!!!
というところで、後編に続く。