#13 【入院8日目】12/10 足の付け根に管を刺す
今日は脳血管撮影、だそうだ。
その結果いかんによっては手術をするらしい。9割方やるんだろうなと思っている、やっちゃまずそうな所見がない限り。
朝8時半に開始とのことで朝食はない。検査着を着てTパンツを履いて待機。
しかし、軽くざわついている。
リスケ。
「機械の故障で手術時間の開始が変わります。わかり次第またお伝えにきます。」
え!?機械の故障?それは…よくあることなのか。直っても手術中にまた壊れたらどーすんの。
色々過るけど、また私にはどうしようもない。待つだけだ。夫にLINEする。「えっ。病院からは何も連絡ないよ、家出るところだった」というので、待機してもらう。
しばらくしたら主治医から電話があったようだ。
しょうがない。漫画読も。
力の及ばないところでじたばた、イライラしても仕方ないのだ。
10時頃、治ったのでまもなく開始との連絡。
尿道にバルーンを繋がれる。ヘルパーさんが来て手術室へ移動する。細長い検査台に乗せられ、顔の真ん前に脳血管撮影用の機器が降りてきた。近い。宣材撮影のときの照明のような、真っ白くて真四角なもの。視界が遮られる。
「こんな状況で周囲が見えないと思いますので、何かあったら声を出して伝えて下さいね」と言われた。早速「わかりました」とか何か応える。声が届くか確認しておきかった。
検査着は多分、脱いだ、もしくは前をオープンにして、布がかけられた。「一時寒いですがこの後清潔な布がかかります」と説明がある。
見えないから詳しく話してくれたのか、そう伝える決まりなのか。
清潔な布?妙にかしこまった言葉遣いに笑いそうになってしまった。
まだ気持ちに余裕はある、と思えたのはこの時位までだった。
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