酒より、造ってる星野さんに興味がある。
酒造りに興味があって、社長にアサイ・ムーンサルトして入社した。
それまで造ってる人に興味なんてなかった。どんなふうに造ってるかも考えたことがなかった。きっと昔ながらの肉体労働だろう程度に思っていた。
嗜好品ってやっぱり良い。
転職して最も強く感じるメリットだね。
何が良いって、造ってる人の感情がゴールだから。
つまり、ゴールなんてないから。正解もないから。
だから、星野さんに興味があるんだよね。
(社長にも興味あるけど、おれ醸造にいるからね。)
数年前に会社で、ストレングスファインダーを受けた。
NOZAKIは「個別化」が最も大きかった。
星野さんは「学習欲」が最も大きかった。
社長は「着想」が最も大きかった。
解説はできないけど、みんな笑っちゃうくらい当たってる。
学習と言えば、
星野さんの仕事を奪ってる頃(時間に余裕ができる→酒の勉強できる→旨くなる)、毎月の瓶詰め計画を手書きからエクセルに変えてみた。
星野さんパソコン持って歩いてきた。
梅酒の瓶詰めを準備してたから、少し離れた小屋で作業してたおれ。
vlookupって何?これ絶対便利なやつでしょ。とグイグイきた。
しばらくして、GASを組んでタイムカードも作った。
星野さんの学習欲はおもしろい。
ギアが入ったら必ず上達してアウトプットする。
そんな星野さんと仕事するのがおもしろい。
あと嗜好が合うよね。
星野さんが好きなつまみは大体好き。
そういうのもあって、星野さんが旨い酒を造るために不必要なことを代わりにやろうと思った。
これくらいにしたい。
NOZAKIにとって、仕事にはこういうモチベーションが大事だ。