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働くために生きていた日々
初めまして。
もうすぐ終わる20代の記憶を文字に残したいと思い、noteに少しずつ綴っていこうと思います。
いつかどこかで、誰かに届くと嬉しいです。
まずは簡単な自己紹介から
大学院を修了し、24歳の春からずっと憧れていた建築設計の仕事に就いて、気がつくと働くために生きる20代を過ごしていました。
知っている方もおられるかもしないのですが、建築設計職(正確には意匠設計職といいます)は業界全体でもなかなかハードなもので、同様に設計職に就いた友人のほとんども、不規則な生活を送っているようです。(中には仕事の日の夕食は毎日0時頃になるという生活を送り続け、15kg太った友人も!)
私は一番忙しかった時期は毎日15-17時間働いていました。
精神や体調に影響が出る同僚の話を聞くのは珍しいことではありませんでした。
私も日々忙殺され、そういった日常に対して「楽しい」とか「辛い」とかなんの感情もなく、ただ働き続けていたある日、自分が「働くために生きている」状態であることに気がつきました。
確かに憧れていた仕事ではあったけれど、仕事のためには生きれないと思いました。
仕事を人生の目的として、生活を捧げながら働くのも一つの方法でしょう。でも当時の私は自分の状況も周りも見えておらず、ただ仕事に追われるだけの毎日でした。
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だけどある時期を境に、一度現状から離れようと決断することができました。そして結果的に、その後子供の頃から憧れていた欧州に行くことを決めました。
こちらでは、忙殺され仕事以外のことが見えなくなっていた頃から、渡欧したことで、見えるものが大きく変わった記録をシェアできればと思います。
いつかどこかで、誰かの生活を彩るヒントになれば嬉しいなと思いつつ、拙い文章で、マイペースに綴っていきたいと思います。