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変化し続けるNYNJで、私が大切にしたいこと。 NYNJ 2021年度運営・directorsの想い

2021年度がスタートしてはや5か月。

この2021年度は私たちNO YOUTH NO JAPAN(以下、NYNJ)にとっても大きな節目となるタイミングでした。設立メンバーが新社会人となったり、活動初期からNYNJを支えてきたメンバーの卒業など、組織として大きな変化があったのです。

今回は、今年度からNYNJの組織全体を運営し、新たにNYNJを引っ張る存在になったdirectorsの6人にインタビュー。これからのNYNJがどのような姿を目指し、活動を進めていくのか、そのコンパスを探しにいきました。

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以下6人のdirectors メンバーにインタビューしました
能條桃子
宮坂奈津
田中舞子
石井萌
米田由実
平山義活

これからのNYNJのために。ひとり一人がdirectorとしてありたい姿とは?

directors は、NYNJの中で全体戦略や運営を担う存在です。6名のdirectorとしてのありたい姿を聞いてみると、そこには、メンバー 一人ひとりのワクワクが最大限に生かされるように、というエネルギー溢れる想いがありました。

【だれよりもNYNJの可能性にワクワクできる存在に】
directorの一人として、またNYNJを立ち上げた団体の代表として、メンバーみんなにワクワクするビジョンを伝え続ける存在でいたいです。組織が大きくなるに伴い、多様な価値観をもったメンバーが集まってくれるようになりました。そんな多様な思いや考えをもつメンバーひとり一人が、NYNJでの活動にワクワクし続けるような組織をつくっていきたいです。そして、自分自身が誰よりもNYNJのもつ可能性にワクワクし続けて、それを組織のエネルギーにしていきたいと思っています(能條桃子)


【前に進み続けるNYNJに、常にどこかで油を注ぎ続ける存在に】
NYNJの中で私は、目立たないけれど、前に進み続けるNYNJがエンジンストップしないよう、常にどこかで油を注ぎ続ける。directorとしてそんな存在でありたいと思っています。昨年は、地方選挙プロジェクトやInstagramなどの主軸となる活動と、NYNJの価値を多方面に広げるイベント、記事、そしてバックオフィスチームの充実により、組織として上に上に成長できた1年でした。これからは、さらに下へも深く根っこを広げていく時期です。メディアで注目されても、SNSがオレンジとミントグリーンのNYNJカラーに溢れても、なかなか上がらない投票率。「わたしたちが生きたい社会をつくる」ために、潜在的にモヤモヤを抱える人たちや、政治はまっぴら御免な人たちにも、地道に共感の輪を広げていきましょう。(宮坂奈津)
  

【メンバーの力が最大限発揮できる環境をつくる、交通整備係に】
あえて例えるなら、私はdirectorの中でも交通整備係でいたいと思っています。
代表の能條をはじめ、NYNJのメンバーの多くはワクワクを燃料に動く人たちなんです。そういう人たちのおかげで、どんな深刻な社会問題と真剣に向き合っていてもNYNJには常にポジティブなエネルギーが溢れています。私は、そんな夢や目標を語ってくれるメンバーの力が最大限に発揮される環境と、夢を夢で終わらせないための道筋をつくることに取り組み続けたいです。(田中舞子)

【メンバーの「楽しい」を引き出す源泉に】
1年目のNYNJが培った実績に縛られないよう、かつU30にとって政治を身近にするために、常に新しい可能性を切り開く最前線にいたいと思っています。
でもそのなかで、メンバーがNYNJで達成したいことも大切にすることを忘れず、私はメンバーのワクワクの源泉でいたいと思っています。個人的に引っ張るのは苦手だけど、「楽しい」を考えることは一番好きなので、その「楽しい」を作ってみんなのワクワクの源泉でありたいと思います。(石井萌)


【メンバーの「やりたい!」を実現する環境をつくる存在に】 
 NYNJがメンバーひとり一人の自分らしい「やりたい!」を実現できる組織であれるよう、環境を整える存在でいたいです。メンバーが70人を超える大きな組織になった今だからこそ、ひとり一人の「私はこれがしたい!」という想いが溢れて、それを言葉にできる組織になったらいいなと思っています。その先に、「NYNJは自分たちでつくっている」とメンバーみんながワクワクできるNYNJがあると思っています。組織の全体を見るdirectorという立場になったからこそ、そんなみんながワクワクする組織作りにチャレンジしていきたいです!(米田由実)

【組織内の不便をなくし、機能的心地よさと安心を高める存在に】
 2年目のNYNJは、コミュニティとしてもとても成長しました。メンバー一人ひとりが様々な相手の視点を想像できるゆとりを持って、肯定しあえる関係性が醸成されて…組織の居心地をみんなでつくることができたというのが、内部的にはとても尊さMAXで嬉しいポイントでした。3年目は、そういった心理的な居心地の良さだけじゃなく、機能的にも居心地を良くしていきたい。イメージとしては、住みよい家を!ボタンを押せば電気がつく!お湯が出る!みたいなユーザビリティを、デザイナーならではの視点から充実させたいです。(平山義活)

「わたしたちが生きたい社会」をつくるために。directorsが描くこれからのNYNJの姿は?

団体設立3年目に突入。私たちNYNJはこれからどこへ向かい、どんな変化を起こしていきたいのか。directorの想いに込められた鍵となる言葉は、”U30のハブ”、”社会に小さな変化を起こし続けること”でした。

【「社会を一緒につくろう」と呼びかける存在に】
「わたしたちの社会だから、わたしたちでつくっていこうよ!」とU30に呼び掛け、連帯するハブになっていきたいです。
今、多くの人たちが、今の社会や政治に対して不満に思ったり、諦めたくなっているような気持ちになっているのではないかと思います。同時に、「もっといいものであってほしい」と思っているのではないかと思うのです。政治は一部の恵まれた人のためだけのものではなく、「多様なひとり一人のためのもの」。だからこそNYNJがU30に、「一緒につくっていこうよ!」と呼びかける存在でありたいです。(能條桃子)

【「社会を変えたい」U30のハブとなる団体に】 
 2019年の参議院選挙における20代投票率は30.96%でした。3人に1人しか投票に行かない状況では、なかなか大きな変化が起こりません。ですが幸いなことに、特定の社会問題に対して声をあげる若者は増えてきていることも事実です。NYNJはそのような人たちのハブとなり、投票という形で政治に声を届けるエネルギーを可視化し、若者の声が政治に反映されるサイクルを根付かせることを目指します。政治や社会への危機感と冷静なまなざし、そして「これを変えたい」という熱い想いをもったみなさんと、小さな変化から起こしていけたらと思います。(宮坂奈津)

【応援してくれる方たちに、「本気」を見せられる団体に】
 NYNJが本気で社会を変えようとしている姿を見てもらいたいと思っています。
この1年で私たちは、6万人のフォロワーがついたインスタグラムと地方選挙の投票啓発という大きな軸を立てることができました。しかし、私たちが実現したい「若者が声を届け、その声が響く社会」の実現には遠く、社会を変えたという実感も得られていません。決してこの活動を学生時代の思い出で終わらせるつもりはないし、まだまだやりがいのある活動だと思っています。(田中舞子)

【政治を話す「楽しさ」を伝えられる団体に】
 政治について話すことの楽しさをもっと伝えられる存在でいたいです。「政治」を話すというと、すごいハードルが高そうに聞こえるけど、自分の好きとかそういう身の回りのことを話すことも「政治」を話すことに繋がると思うので、どんどんハードルを下げていきたいですね。というか、難しいテーマだからこそ、対話の重要性があるんだと思います。(NYNJに入ることを考えている方がもしこのnoteを読んで下さっているなら、)「NYNJに入ることがゴールではない」と伝えたいです。「あなたの生きたい社会」をNYNJの中で目指していってほしいです。(石井萌)


【社会で生まれている「小さな変化」にも気づける団体に】
 もっと発信力のある団体になりたい!と思うと同時に、社会の中の小さな変化を大切につくっていける団体でありたいです。NYNJがもっと有名になれば、社会に与えられるインパクトも大きくなります。一方で、社会で日々生まれている「小さな違い」にも目を向け続けていたいなと思います。小さな町で投票啓発活動をしているU30がいた、友人が初めてNYNJの投稿をシェアしてくれた…。小さくても確実にNYNJの目指す社会に近づいていると思える出来事を引き続き大切にして、その違いをより大きなものにするお手伝いをしていきたいです。(米田由実)

【「無限の声」一つひとつを肯定する姿勢を諦めない団体に】
 莫大な情報が生み出され続けている社会において、日常僕たちは無限とも思える情報に囲まれているけど、その殆どを無視して生きているのだと最近とても感じます。NYNJ内にいる僕でさえ取り扱っているポストの内容は殆ど追えていないです(笑) そんな状況で「社会を知ろうよ!」って声を上げたとて、全員が社会で起こっていること全てに目を向けることはできないんだと思っています。でも、今見えていない情報…例えばある人の価値観や課題意識を、それが目に入ったときに否定するんじゃなくて、そういう価値観もあるんだと肯定することはできるし、それこそすべきだと信じています。その姿勢を諦めない団体が、私達があるべき姿なのかなと思っています。(平山義活)


これからのNYNJを担うメンバーの声を聞いて

新しいメンバーを迎え入れ、組織として成長していきながら、NYNJは変化し続けています。新たにNYNJの運営を担っているdirectorsも、様々な想いで活動しています。そんな中でも、NYNJが「わたしたちが生きたい社会」をつくるために、ワクワクを絶やさず走り続けるということに変わりはありません。

これからもみなさんと一緒に「わたしたちが生きたい社会」をつくるための取り組みに挑戦していきます。そんなNYNJを、これからもよろしくお願いいたします!

(文=大林香穂)

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NO YOUTH NO JAPAN
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