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「わたしたちの声は 届けていい。」 走り抜けた2020年、NO YOUTH NO JAPANを応援してくれた皆さんへ

今年も残すところ、あと1日。

2020年、NO YOUTH NO JAPAN(以下、NYNJ)は60名を超える組織になりました。発足から約1年半となり、メンバーも活動の幅も広がったけれど、そこには一貫して忘れなかった、大切にしてきた想いがあります。

年末の感謝のご挨拶にかえて。NYNJ内のチームを率いたリーダー10名より、2020年の活動に込めた想い・NYNJを応援してくれた皆さんへのメッセージをお届けします。

意見の違いと知識不足は「当たり前」。だから、政治を話そう。

休校、営業自粛、リモートワーク。新型コロナウイルスは、政策が自分の生活に直結することを、わたしたちに突きつけました。
2020年は、これまでのどんな年よりも、「政治って特別な人だけのものじゃない」「わたしたちも、もっと声をあげていいんじゃないか」という想いが、社会の中で共有された年だったかもしれません。

だからこそ、NYNJが繰り返し伝えてきたのは、気軽に、当たり前の話題として政治を話すことの大切さでした。

【 政治を知らないと語っちゃダメ・意見を言っちゃダメなんてことはない】
ストーリーでは、時事ネタを取り上げ、日常で目にする出来事が、どのように政治と関係するのかという「政治の見方」を解説してきました。
政治について話す時、どうしても「知らない奴がとやかく言うな」という風になりがちですが、私はそうは思いません。
政治家はみんなの代表。政治家がルールや税金の使い方を決めるには、みんなの意見が必要です。その意見を「知らないならダメ」という理由だけで無視するのはおかしい。ニュースから政治についてちょっと考えてみる、そして、政治を語る・声を上げる入り口を作れるよう、この一年活動してきました。
(ストーリーチーム 石井萌)

【「正しさ」は人それぞれでも「もっといい社会にしていきたい」という想いは共通しているはず 】
テレビの中で政治は、「与党/野党」「右翼/左翼」「賛成/反対」など対立軸で語られることが多いです。だけど、政治は対立するためにあるのではなく、「国民の生活を良くする」という共通のゴールを目指しているはず。そのゴールに向かって、みんなが参加して考えることで政治が本来の目的を果たせると思っています。
私が記事を書くときも、どんな言葉を使えば誰も傷つけないか、偏った意見にならないか、メンバーと一緒に何度も編集しながら考えてきました。「あなたとわたしはそもそも意見が違うから」ではなく、違う意見があるのは当たり前で、それでも怖がらずに政治について話してほしいです。(記事チーム 田中舞子)

コロナ禍で特に感じたのは、人によって置かれている立場も考え方も大きく異なる、ということ。ここ1年を振り返るだけでたくさんの、"正しさ"のぶつかり合いがあったと思います。そういう中で政策を決めたり、社会問題の解決を目指したりすることは簡単なことではありません。
でも、「やっぱり、もっといい社会にしていきたい」という思いに立ち返って、そこからアクションできる人が増えたら、少しでも話し方や行動が変わるんじゃないか。その一歩をNO YOUTH NO JAPANが後押ししたいと思っていました。
(イベントチーム ミュラーキャサリン)

【 対話によって違いを理解しあえる社会に 】
2020年、会えないことが普通になって、画面越しのおしゃべりが日常になって、わたしたちの民主主義を支える「対話」の機会は大きく制限されました。
こんな時だからこそ、意見の異なる相手とも、相手を尊重しながらともに社会の課題について考えられるような言葉が必要だと思いました。課題を共有するための「言葉」を記事に綴り、対話に繋がる素地をつくりたかった。2021年も、「わたしたちが生きたい社会をつくる」ため、誰かの背中を少しでも押せるような言葉を発信し続けていきたいです。
(記事チーム 宮坂奈津)

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日常の「おかしくない?」を社会の中で可視化する。

「政治を話そう」という言葉とともに伝えてきたのは、「小さなモヤモヤを見逃さないで」というメッセージでした。
U30に身近な社会問題を取り上げたインスタグラムの投稿、参加者の方と学び、語りあえる場として企画したイベント、時事ネタとわたしたちの生活のつながりを見せるストーリー。
どの活動も、わたしたちが日常で出会ってしまう「どうして?」「おかしくない?」を出発点に、そのモヤモヤを可視化できる言葉の共有を意識してきました。

【「おかしくない?」を社会を変える原動力とワクワクに変える 】
「え、これおかしくない?」「モヤモヤする...」といった感情を大切にして、それを文句で終わらせず、おかしいことを変えていく小さな一歩にするために社会参加・政治参加はあると思っています。「実は自分だけのモヤモヤだと思っていたものは、社会の課題で、それが政治によって解決できることがある。だから、その感情を大切にしていいんだよ。」って伝わる活動をしてきました。
U30世代のわたしたちが欲しいメディアを、政治家とのコミュニケーションの場を、教科書を、私たちの手でつくりトライアンドエラーを繰り返すNO YOUTH NO JAPANを見ることで、自分も何かやってみようかなと思ってくれる人が増えたら嬉しいです。
(代表 能條桃子)

どうしても、声にならないモヤモヤや、政治や社会に対する疑問や不満の多くは、その本質が見えづらくて分かりづらい。分からないまま、漠然とした「なんか違うよな」「生きづらいな」という感情だけが、共鳴して膨張して、不満や怒りといった負の感情の勢いばかり目に触れる…という時代であると感じます。NYNJの活動は、そうした憤りを憤りのまま爆発させるのではなく、「だったらもっと生きやすい社会をつくろうよ!」って人びとを鼓舞したり、「その社会をつくる過程にこんなふうに参加できるよ!」って可能性を示している。政治や社会に対する希望やワクワクの感情が、私たちを突き動かしています。
(デザインチーム 平山義活)

【 政治は私たちの「未来」をつくるための手段 】
政治や社会の動きを意識したり、様々な意見を聞いたり自分のスタンスを持つのは、時間や労力がかかって大変なこと。日常生活や学校や仕事など、目の前の生活を優先してしまうことは誰にでもあると思います。
でも私は「政治を考えることが、目の前の生活や社会問題について考えることに繋がるんだ」と気づいた時に、政治への興味がわき、政治に参加することの大切さを実感しました。政治は、わたしたちが「いいな」と思える社会を実現するための手段だと思っています。
(インスタチーム 高槻祐圭)

日常的なテーマのイベントでも、どこかで政治へのつながりを感じてもらえるように、「変えたい」と思ってるのは自分だけじゃない、仲間がいるんだ!と勇気をもらえる場所をつくることを意識してきました。
「こんな理不尽な世の中どうにかしたい。でも政治に期待したって意味無い」そう思っていた昔の“私”に出会いたい、自分も政治を通して生きたい社会をつくる1人だ!と感じてほしい。そんな想いで活動を続けています。
(イベントチーム 吉岡星)

なんだかこの社会に、モヤっとしている。でも、そのモヤッとした正体が一体何なのかがよく分からない…という方が、それを語るための言葉を獲得できるように。自分が感じている問題は、自分だけのものではなく、社会の問題・皆の問題としていいのだと、気付けるように。そして、自分のスタンス・意見を、恐れずに言葉にできるように。
私たちはこれからも、発信を続けていきます。

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試行錯誤の組織づくり、手探りのコンテンツ作成。走りきった2020年の中で。

2019年7月、参院選に向けて2週間限定の活動としてスタートしたNYNJ。
そんな私たちが「組織」としての活動を本格化させた2020年は、内部の組織づくりも、発信するコンテンツづくりも、手探りで、試行錯誤の繰り返しでした。

【 投稿には、誇りと愛を持つ 】
「まずは自分が誇りと愛をもてるNO YOUTH NO JAPANのインスタグラムを作ろう」と思ってきました。投稿制作のリーダーをするなかで、自信をもてない投稿は世に出さないと決めていました。その姿勢が、情報が正確で信頼できて、はっとさせられるメッセージがあって、それらを言葉やデザインで高めている今のNYNJの強みになってきたのかなと思います。
(インスタチーム 黒住奈生)

【 NO YOUTH NO JAPANを無くしちゃいけない 】
2020年が始まってからの数ヶ月は、とにかくNO YOUTH NO JAPANが無くならないように。1周年を迎えてからは、もっと大きくしたいと思って活動しました。そのエネルギーの根幹にあったのは、NYNJへの自分自身の共感・ワクワクと、応援したりフォローしてくれる方々への期待に応えたいという気持ち。発信するコンテンツづくりも組織づくりも、常に「NYNJが目指す社会に少しでも早く近づくには」という想いを大切にした一年でした。
(インスタチーム 瀧澤千花)

2020年は、組織としての基盤づくりをしながら、政治とつながる身近なきっかけの方法や場所を、様々な方向に広げてきた年だったと思います。

地方選挙での取り組み、政治家との対話の場づくり、冊子の出版など…1年前には想像できなかったくらい、色々なことにチャレンジをすることができました。
また、Instagramのフォロワーも1.5万人から5万人に増え、私たちの目指す社会を共有できる仲間も増えました。

来年はさらに日常から地方選挙まで、若い世代の社会への問題意識を政治参加に繋げ、そして2021年の衆議院議員選挙で一人でも多くの若い世代が投票に行くきっかけをつくりたい。
「若者が声をあげ、その声が響く」「NO YOUTH NO JAPAN」な社会を目指して一層、活動を深めていきます。

どうぞ来年も、NO YOUTH NO JAPANをよろしくお願いします。

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NO YOUTH NO JAPAN
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