夏の地獄ドラフト振り返り 後編
のやまです。「8月中に書き終えるはずが9月です。」などと下書きに残っていたのを発見しました。今更にも程がありますが夏の地獄ドラフト振り返り記事の後編です。
ドラフトまでを書いた記事である前編は以下の通り。
後編では、ドラフト前後で行った情報戦と実際の対戦についてを扱います。
情報戦
休歌さんの対戦企画恒例らしい情報戦。当然、夏の地獄ドラフト参加者は情報戦に参加することになります。
情報戦への参加経験のある読者の皆様にとっては当然かもしれませんが、「(ときに偽の)情報を流す」のが情報戦における戦略の一つであるのと同様に、「情報を流さない」のも情報戦における戦略の一つです。では、情報戦の中で各参加者は行動をどのように決めるべきでしょうか。
情報戦での行動を選択するにあたり考えるべきことは、情報戦の目的です。情報戦を行うことそのものが目的なのか、それとも他の目的が存在するのか。
情報戦の目的として自分が想定したものは、誘導と牽制、それに攪乱です。それぞれについて少しだけ考えていきます。
まずは誘導です。当然ですが、他の参加者の行動が誘導できれば得られるアドバンテージは計り知れないものとなります。が、そう簡単に他者の行動を誘導できないのもご存じの通りかと思います。
次に牽制です。相手との一定のラインまでの思考の共有を図り、対戦時の致命的な思考のズレを避けるのと同時に、極端なメタにも対応できると示し相手が一歩先んずる動きを威圧します。威圧するだけなのでその有効性はあまり高くないかもしれません。
そして攪乱です。個人的にはこれが一番重要だと思っています。こちらが通すことを目標としている軸とは別の軸を相手に提示し、相手の行動選択に負担をかけること狙います。行動選択に使える時間は多くありません。その短い時間の中で、対戦相手に、本来は考えずに済むような択のケアの必要性を意識させ、プレミ気味な択を取らせる確率を上げにいきます。
対戦数が高々1桁の地獄での1勝の重みは大きく、その1勝をなんとしてでも掴み取りにいくにあたり、有利には確実なものとすることが可能で、不利にはひっくり返す余地を残しにいく戦略は特に重要となります。そのため、情報はなるべく多く、かつコントロールしながら提示していく必要があると考えました。実際に夏の地獄で十分実行していたかはわかりませんが、今後の地獄の情報戦でも基本戦略としていくつもりです。
実際の対戦
事前に考察していたことなどをしっかり書こうかと思っていたのですが、面倒になったので簡単な説明とiPadの手書きメモのスクショで説明を済ますこととします。気が乗ったらしっかり文字起こしするつもりです。
結果に関してのみは書いておきます。予選3-1でグループ内1位、決勝トナメ初戦負けでした。
予選の考察
リーグルクバーに割り振られました。端的に言えばフェアリー組です。当時、モンメンをフェアリー組の根拠とするのは無理があるだろと思っていました。なんならいまもちょっと思っています。余談ですが、リーグ名はスター団関係のものらしいです。本当に記憶にありません。
リーグルクバーの他の参加者は、ルートさん、YURINさん、ターナーさん、森カモメさんとなっており、第一回大会優勝者までいる歴戦の猛者組です。伝説持ちは自分のほかにはルートさんのみ。種族値の暴力で圧倒するしかない。
事前の考察のメモは以下の通りです。
iPadのペーパーライクフィルムをだいぶ前に買ったのを思い出しました。字が読みにくいのはそれを使っていないのが原因であるとします。
予選の結果
対ルートさん
モンメンパルキア選出も初手トリル展開に失敗するも、パル引きラプラスなどで誤魔化しつつ叩きウインディを成立させザシアンを倒す。その後トリルからコットンガード暗示パルキアを立て押しきる。たしか残数3-1で降参をいただき勝ち。
対YURINさん
事前考察でモンメン出しをすると決めていたはずが、なぜか直前の選出画面で謎の択を見てモンメンを出さず、結果構築相性とプレイングで押しきられ負け。たしか残数0-2か0-3。
対ターナーさん
予想通りミミッキュのトリルが通されそうになったため印投げつけマニュで止めるなどする。はずだった。2ターン目に雨波乗りで動いたところミミッキュに余裕で耐えられ実質トリルターン追加の形に。2連まもるもありかろうじてトリルを凌いでパルキアが光って滅びが決まって勝ち。粉パルキア最強!残数2-2で降参をいただいた……はず……
対森カモメさん
予選抜けが見えていたので幾分気が楽だった。ゴテラスカーフウインディをマニュで叩いてじゃれを通して滅ぼして勝ち。ちなみにガラルサンダーに襷を持たせるはずがおんみつマントマントを持たせていたらしい。あっぶな。たしか残数1-0。
予選の結果は3-1で1位通過。ここで既に気が抜けた。
決勝の考察
決勝トーナメントは全員と当たる可能性があるのが難しいところです。とりあえず一番近くの伝説だけ考えます。他の参加者はドラ1の種族値差で圧倒するしかない。一応同じ山の皆様についてはある程度考えていたはずなのですが、iPadに残っていたメモは数枚だけでした。
実際の対戦
対ヨッシーさん
ガラルドガスの特性表示がない時点でふゆうが見えているのに気付かないなどの特大ミスにより負け。ぐああ
結果
トータル3-2でベスト8。地獄はあまり見なかったな……
辻地獄
あまり地獄を見ていなかったので突発的な参加者同士のフレ戦が始まりました。なお照相馬さん戦に関しては向こうの記事内での言及を掘り起こしたのが11月に入ってからだったため、冬の地獄1週間前の11月下旬に行っています。事前考察は1からやり直しました。そちらのほうが苦しいので。
終わりに
主催の休歌さんと各参加者および協力者の皆様、ありがとうございました。次の地獄ではもう少し勝てるように頑張りたいと思います。遠く先の(開始まで残り1時間を切った)冬の地獄でお会いいたしましょう。