2020ってじぃ〜っと見てるとのび太くんの顔に見えて……来ないかやっぱり。 #N-1グランプリ2020
大変な年だった。
まさか5人以上でごはん食べたら怒られる時代が来るとは。誰も想像してなかった。スネ夫が会食開いたら、絶対のび太くんあぶれるもんね。物語進まないじゃんね。
だがしかし、それでも生活はつづく。
今年って、ほとんどの人が「大変な年」として記憶に残すと思うけれど、もちろんそれだけじゃない。
2020年、よく書いてたくさん読んでもらった。2020年、コンテストを初めて受賞した。
2020年、次男くんが爆誕した。
そう、この一年にもうれしいはたくさんあった。ちゃんとあったよ、思い出そう。
2020年を、褒め称えよ。
2020年、いい年でした!!
ということで、わたしのN-1グランプリ2020、
開幕です!語彙力低め、褒めマシマシ、棚アゲアゲでお送りします!
10位:喉鼓先輩には打つ手がない。
旅する日本語コンテスト応募作。
出産予定日超過で奥様が入院することになり、産院のある駅に早めについたので、コーヒーショップに寄った。そのとき、通路沿いのガラスに陽が差してシルエットがくっきり写ったのを見て、帰り道にテンションで書いたもの。テンションで書いたあと、所定文字数に調整するのがめっちゃ大変で、短く伝える文章書く人すげぇぇぇええ!ってなった。
自分の体の枠線みたいなものは、好きなモチーフで、線を越えたところに意識があるとたいていろくなことがない気がする。
9位:誰も読んだことのない小説「砂クジラの肌」を知っていますか?
磨け感情の解像度コンテスト、その響きがめちゃくちゃ好きで架空の小説を読書感想文形式で紹介するというめちゃくちゃわかりにくいものを応募させてもらい佳作をいただいた。
ほんとにいつか書いてみたいと、なんとなく思い描いていたり、メモしたりしていたものを断片的につないで、隙間は感想文形式でつないだ。とにかく世界観だけでもこの世に書いてみたかった。書けてうれしい。
タイトル縦読みで「フェイクです」にしてる。遊びごころだけど、制約を無理矢理にでもつけると自分に見えてなかったものが書けるときがある気がするので、実はけっこうおすすめ。あいうえお作文スタイル楽しい。
8位:note CREATOR FESTIVAL 登壇者のファーストnoteぜんぶ読んだまとめ。
リモートワークの隙間時間に10日で100note読んだり、Twitternote読みます!してなんだかんだ200くらい読んだり、プレスクールの待ち時間にママ友の会話に入れなさすぎて仕事してるフリしながらいいねしてくれた人のnote読んだり、今年はとにかくnote読んで好き!っていっていた。noteフェスはサポーターになって、参加してる人たちがバンバン考えや意見を伝えたりスキルすごかったりに圧倒されてたけれど、「とにかく一番好きって言おう!」と開き直って楽しかった。今でもつながりが続いてるのがうれしい。
7位:商店街のコロッケぜんぶ食べる。
給付金をきっかけにコンテストで書いて、賞をいただいた!おかげさまでいまもコロッケのひとと言われる。うれしい。
子どもがいると経済的にも行動範囲もやっぱり諸々の制限があって、息子くんが生まれる前も「これから大変だね〜」勢がめちゃくちゃいたんだけど、こういう幸せもたくさんあるので積極的に「これからハチャメチャ楽しい日々だねー!」とドラゴンボールの歌詞で普及していく勢でいたい。また山盛り食べたいなぁ!
6位:くまの子ウーフをぜんぶ声に出して読んだ。
キナリ読書フェスめちゃくちゃ楽しそうだったのだけど、絶賛育休中出産目前だったので無理かなぁって思ってたところ、課題図書がウーフだったおかけで寝る前の寝かしつけで読んで書いた。「教科書に載ってたやつだよ」と奥様に伝えたら、「えっ……??」と返されてしまい不意打ちのジェネレーションギャップに打ちのめされた。うーふー。
5位:クジラの涙を誰も知らない。
教養のエチュード賞の応募作。ずっと書こうとしては座礁するを繰り返してた断片を、ぐいっと芯を入れて書いた。
小説世界を描いたつもりで、何も伝えてないのに嶋津さんからの手紙でエッセイとして読みましたと書いてあって感動した。たしかに体験をベースに書いたものだったから。読み解くってすごい。衝撃だった。
4位:初めてLGBTを見たとき、ポケモンのことだと思った。
なくなってしまったコンテストの主旨がとてもいいなぁと思って書いていたもの。ふだん書いたことないものだし、下書きに残したままどうしようかなって思っていたけれど、えいやっと公開した。おすすめにピックアップしてもらい、いろんな考え方やリアクションをもらった。
誤字や表現が気になるところもあるけれど、なんとなく直せないままでいる。
3位:今夜は全力サンタクロース。
実は2019年に書いたもので、その当時はまったく読まれなかった。笑
一年経って、体験をちょっと遠くから見直せるかなって書き直したもの。
走るように読んで欲しくて、語感や音に気をつけながら書いてので、疾走感とかアニメみたいって感想もらって泣いた。うれしい。
2位:(辛くても)静かな熱を抱いて、踊る。
友人がSNSで、限定公開のダンス動画を投稿していて、それを観て書いた創作エッセイ。友人に先に読んでもらってから公開した。
その動画がすごくよくて書きたくなって、バレエやダンス詳しくないのだけど、生活導線を頭で何度も想像して書いた。そのかいあってミュージックビデオみたいって感想をもらえて、飛び上がるくらいうれしかったな。
物語ならほんとは何か特別な出来事があったり、衝撃的な変化があるかもだけど、日常ってグラデーションだから、そういう文章じゃないと思って書いた。地味だけど、好きな文章が書けてしあわせ。
1位:傘みたいな母に傘を贈った話。
タイトル通り、誕生日プレゼントの話を書いたもの。編集部お気に入りにピックしてもらい、いろんな人に読んでもらった。実の姉兄も読んでコメントくれた。想像の1,000倍恥ずかしかった。たぶん母はまだ読んでない(はず)
書きたいなぁと思いながらまとまらなくて半月くらいもんもんとしてたから、書けてうれしかったやつ。
+
【総括】
いやぁ、たくさんいっぱい褒メェェェエエ……ってないなこれ!!うれしい好きよかったしか書いてない。
でも、いいよね2020。うれしくて、好きがたくさんあって、よかったんだもの。
2020年、良いお年だったぞー!お疲れ様!!
それでは!
↓こちらの企画で書きました!年の瀬にみんなで褒め振り返ろー!!