シティリーグS2予選3位通過1没芸人によるロストカイオーガ概論(全文無料)
デュエ!デュエ!う〜デュエル・マスターズ!!(挨拶)
のっこです。
今回は12月19日(月)に流星のPAO大宮店で開催されたシティリーグに参加し、予選を4勝1敗の3位通過をし、決勝リーグ1回戦で敗退してしまったロストカイオーガの解説をしていきたいと思います。(遅くなってしまい申し訳ございません)
▼環境考察
今回はCL京都が約1週間前だったということで、CL京都の結果を踏まえてのデッキ選択をしようと考えてました。
今回の環境考察としては
CL京都では圧倒的なルギア一強環境であり、実際に約35%のシェア率を誇っていました。
※環境自動分析をしているおすぎさんより引用
ここまでのシェア率であるのでルギアを強く使うか、ルギアに勝てるデッキかの2択だったと思います。
CL京都ではドガスダイナといった事前に予想していなかったデッキタイプが上位に残って話題になったことで、シティリーグでも多少使用者が出てくると考えていました。
▼デッキ選択について
初めてはこのようなルギアを使うことを検討しました。
ミラーの後攻時に関しては「頂への雪道」を貼った状態で相手のルギアVSTARの「アッセンブルスター」を封じることで先行後攻を逆転させることを狙います。ここで「バケッチャ」や他のスタジアムでトラッシュされた場合にはサイド3枚取られた後の「頂への雪道」+「ツツジ」+「ツールジャマー」で相手の後半の「かがやくリザードン」で「ルギアVSTAR」を取られる要求を上げることでサイドを取られないターンを作り、サイドレースを逆転させるといったコンセプトでした。
しかし、ルギアデッキの宿命といいますか、後攻の解答札を入れてしまうと「バーネット博士」などの序盤の安定札に枠を避けずに「アーケオス」2体の「アッセンブルスター」まで宣言することが練習をしてる中で不安になり、最終手段に残しつつも一旦別のデッキを検討し始めました。
個人的にロストゾーンのギミックを長く握っていたこともあり、ロスト系統で一番パワーがあり、ルギア相手にも五分以上に戦えるロストカイオーガを検討し始めました。
初めはルギアデッキの「ムーランドV」に対抗できるように「かたきうち」の「ザマゼンタ」をサブアタッカーに採用したロストカイオーガを検討していました。
ロストカイオーガにおける「ザマゼンタ」型の特徴は、
特にデメリットの面に目を向けた時に「ザマゼンタ」を起動する際に鋼エネルギーを手張りか「ミラージュゲート」を2枚使用する必要があるので、必要なターンに起動する要求値が高く感じてしまい前日に「ザマゼンタ」を不採用にし、「ジガルデ」を採用することにしました。
そして実際に使用したレシピはこちらです。
ザマゼンタ軸とは異なる特徴としましては、
「ジガルデ」もエネルギーが要求が軽いことから「キャプチャーエネルギー」の手張りでも起動できる点などが評価が高いです。また同時に採用した「ライコウV」もサイドが2枚取られてしまいますが、雷無とエネルギー要求がとても低く、「ルギアVSTAR」を弱点で倒すことができるのが使い勝手が良く重宝します。
「ムーランド」が攻撃してきた際に「ノコッチ」がベンチに置かれてしまった場合は「ライコウV」で倒しにいきます。
▼採用カードの解説
解説が必要なカードのついて解説していきます。
・ヤミラミ 2枚
「カイオーガ」の「アクアストーム」の〆のための打点調整のために絶対必要なので2枚採用。「カイオーガ」がエネルギーの数×50の最大250点出すことができるので、残りのHPが50の倍数になるように「ロストマイン」でダメカンを置くようにしましょう。
ロストミラーでは非常に重要なカードなのでロストしないようにしましょう。
・ウッウ 1枚
元々は2枚にしてたのですが、絶対に使いたいのがロスト対面のみだったので1枚に減らしました。ロスト対面以外はロストするカードに迷った時はロストして問題ないです。
ロストミラーが増えてくるようでしたら2枚に増やしてもいいカードです。
・カイオーガ 1枚
〆で使うだけなので1枚採用。最後まで山に残ってていいので途中で「クイックボール」などで相手に見せないようにしましょう。ロスト対面以外で間違ってロストしないように。
・ヤレユータン 1枚
サポートカードではありますが必須カードだと思ってます。相手の「マリィ」に対してのトップを固定しておくことで事故らないようにしたり、「はなえらび」のロストするカードをトップに固定することで人生をかけた「はなえらび」をしなくてよくなったりと非常に重要な役割を担ってます。入れ替え札を従来のロストより少ないので「さるぢえ」が縁の下の力持ちになってます。
自分は手札に「アクロマの実験」がある場合は最後に「さるぢえ」を使い、ない場合は「はなえらび」のカードを固定するのに使ってました。
・ジグザグマ 1枚
主に対ロストミラーにて、「かんしゃくヘッド」2回でHP70のポケモンをロストマインで2面取りできるように採用しました。ロストマインと組み合わせることで痒いところに手が届く使い勝手がいいカードです。
・ジガルデ 1枚
対「ムーランドV」用カードなのですが、ロスト系統が少し苦手としている「アルセウスVSTAR」に弱点をつけてワンパンできるなどといったこともできます。
このデッキで2番目に高い打点(160)なのでバトル場のポケモンにある程度ダメージを与えたいデッキに対してはロストしない方がいいこともあります。(実際決勝リーグ1回戦のギラティナ戦で早々にロストして後で後悔)
・ライコウV 1枚
ルギアデッキに対してムーランドが出てこなく、サイド2枚取りたい時に「ライコウV」で弱点で倒すために使います。また後攻1ターン目に「ルギアV」が1体しか用意できなく、先行2ターン目にその「ルギアV」を倒せそうな場合に使用します。
「ガラルマタドガス」や「クワガノンV」と対峙した際には手張りで育て、ロック状態を抜け出すことにも役立ちます。
「しゅんそく」は「さるぢえ」前にしましょう。
・クイックボール 3枚
「ジガルデ」や「ライコウV」や「ヤミラミ」など対戦途中で用意するポケモンを持ってくるために3枚採用。「キャプチャーエネルギー」でもサーチすることはできますが、手張り権を使ってしまうため「クイックボール」の方が評価は高いです。
・穴抜けのヒモ 3枚
入れ替え件、バトル場のポケモンをベンチに下げて最後に「カイオーガ」を決めるために必要なカードです。「やまびこホーン」でベンチに出したポケモンをバトル場に出されないように使う順番に注意しましょう。
・エネルギーリサイクル、ふつうの釣り竿 各2枚
最後に「エネルギーリサイクル」+1枚に必要なのでロストに送っていいように2枚ずつ採用。
・とりつかい 2枚
非ルールのデッキでありサイドが1枚ずつ進んでいき、最後にまとめてサイドをまとめ取りできるので「アクロマの実験」に加え、毎ターンサポート打ち山札を減らしたいので採用しました。
3枚+「はなえらび」の2枚で5枚ドローできるの大きいです。
・ポケストップ 1枚
主に最後に3枚山札を減らすために使います。ルギア対面では「崩れたスタジアム」を貼られた状態で「やまびこホーン」を使わせないようにしてくることがあるので最後の最後まで温存しましょう。
・各種エネルギー
水エネルギーは最後に「カイオーガ」に手張りしたいので5枚。超エネルギーは「ロストマイン」を使う際に手張りしたいので3枚。他のエネルギーは2枚といった感じです。
・採用候補のカード
・ボスの指令
入れた方がいいです。ルギア対面で「ウォッシュ水エネルギー」がついた「マナフィ」で結構厳しい状況になったり、「あなぬけのヒモ」でバトル場のポケモンを下げたいけども「アクアストーム」で倒したいポケモンがバトル場に出てきてしまうところを「ボスの指令」で別のポケモンを呼び出すことでベンチに倒したいポケモンを2体用意することができます。
・ツツジ
できれば入れたいです。元々は入れていたのですが、基本的に現環境デッキに対して「ツツジ」を使いたいのがロスト対面しかなかったので採用を見送りました。
ロストに負けたくないなら入れましょう。
▼ロストカイオーガというデッキの回し方について
ここではロストカイオーガのデッキの回し方について解説していきたいと思います。
カイオーガというデッキは最後山札を0枚にしないといけなく、プレイングが難しいと思われがちですが、慣れてしまえばそんなこともありません。また、必ずしも「カイオーガ」で〆ないと勝てない試合ばっかではなく、ロストゾーンギミックのパワーで押し切って勝つことも多々あります。
カイオーガで〆るために必要なことは、
自分の山札がおおよそ10枚以下になったら「カイオーガ」を起動が見えてきます。
山札を引ける枚数についてまとめました。
「とりつかい」にかんしては「とりつかい」+「キュワワー」の5枚と換算してます。
基本的に1ターンにドローの1枚、「はなえらび」で2〜4枚、「かくしふだ」で2枚、サポートで5枚の計10〜12枚山札を減らすことができます。ポケストップは最後に3枚減らす時にしかあまり使いません。
60枚-(最初の手札7枚+サイドの6枚)=49枚なので単純に5ターンあれば山札を0枚にすることが可能であり、「クイックボール」や「ミラージュゲート」で山札の枚数は途中で減るので相手がサイドを6枚取りきる前には余裕をもってプレイすることができます。
しかし、これは相手からの手札干渉がなかった場合の単純計算です。実際には現環境デッキには「マリィ」が採用されているデッキも多く、山札の枚数を増やされてしまうことが多々あります。「マリィ」の返しでの事故防止+山札を掘るために「さるぢえ」でトップにサポートを仕込んでおきましょう。
ツツジは本当にキツいのでカイオーガを使う場合は4枚以上のサイドをまとめ取りできるようにサイドプランを組み立てましょう。
最後の「カイオーガ」の〆に向けて「ヤミラミ」の「ロストマイン」で残りのHPが250や200などの50の倍数になるように削っておきましょう。
そして山札が0枚になったら「エネルギーリサイクル」+「エネルギーリサイクル」or「ふつうのつりざお」で山札が基本エネルギー7枚のみの状態にし、「ミラージュゲート」+水エネルギー手張りor「ミラージュゲート」2枚目(この場合は山札が基本エネルギー8枚か200ダメージ足りるか注意する)
ここで必要に応じて「穴抜けのヒモ」や「やまびこホーン」を用いて「アクアストーム」でサイドをまとめ取りし勝つことができます。
▼各対面について
・ルギア
基本はカイオーガで〆て勝ちます。序盤の「ムーランド」をしっかり返せるようにジガルデを用意することを意識しましょう。ルギアが2面出てくれると「やまびこホーン」を絡めて最後4枚取りすることができるのですが、出てくることは少なく…、最初の「ルギアVSTAR」で2枚+「やまびこホーン」で呼び出し、「アクアストーム」で3〜4枚まとめてサイドを取ることを目指しましょう。
・ロスト系統
回収ネットが最重要カードです。無駄に使わないようにしましょう。
相手にカイオーガが入っているにせよ入っていないにせよ、先にサイドを先行した側が有利です。先にサイドが先行できた場合は相手に「かんしゃくヘッド」+「ロストマイン」で2枚とられないようにベンチに余計な「キュワワー」を置かなかったり、「やまびこホーン」で呼び出されないようにベンチをHPが高いポケモンで埋めたり(カイオーガも見せてしまって構いません)、「ツツジ」が飛んでくる前に「ヤミラミ」と「ウッウ」のアタッカー2面の構えをしたりと基本的なロストミラーの動きをしてれば勝てます。
逆にサイドを先行された場合には、こちらが「かんしゃくヘッド」+「ロストマイン」の2面取りを決めるか、「げっこうしゅりけん」や「アクアストーム」でサイドを2枚取れるように「マナフィ」を優先して倒しましょう。中盤〜終盤HP70のポケモンが複数並べてしまってもサイドが負けている時には攻め時を見極めて攻めましょう。
・フュージョン
明確な有利対面です。「ゲノセクト」だけをひたすら狙います。「ロストマイン」2回で「ゲノセクト」を1体倒し、「アクアストーム」で「ゲノセクト」を2体倒せばサイド6枚を取ることができます。注意しなければいけないのが「ヤミラミ」を2回使うので「はなえらび」や「アクロマの実験」でロストに送ってしまうと、相手が「ロストシティ」を貼ってきた状態で「ヤミラミ」が倒されると「ヤミラミ」をもう使うことができなくなるのでロストには送らないようにしましょう。最近は「ツツジ」も採用されているので、3枚目のサイドを取らないプレイングも覚えておきましょう。
・アルセウス系統
ジガルデが大活躍します。ジガルデでアルセウスVSTARがワンパンできるのでどこかでワンパンをし、倒したアルセウスVをやまびこホーンで呼び出し、「アクアストームでもう1回倒してあげましょう。ここで倒したアルセウスを「ふつうのつりざお」で戻されてしまった場合、トラッシュから呼べるポケモンがおらず、相方のVMAXを2体相手しなければいけない場合があるので進化されても構わないので早急に「やまびこホーン」で呼び出し、「ロストマイン」で「アクアストーム」圏内に削ってあげましょう。アルセウスが2体出てきた場合は1体のアルセウスはあえて倒さずに「やまびこホーン」と「アクアストーム」で最後にまとめて倒す動きもあります。
・ドガス、ロック系統
厳しい対面なので2エネで動ける「ライコウV」を手張りで育ててロックを抜けられるように頑張りましょう。
▼当日のマッチアップ
予選は全部じゃんけんで勝利し、「アクロマの実験」や「バトルVIP」も使えたので今日は勝てる日だと思ってました。
しかし決勝リーグのギラティナの方がとてもプレイングが上手く、中盤からギラティナ2体のみで戦ってこられ非常に厳しい戦いを強いられ負けてしまいました。
ギラティナ対面に関してはジガルデをロストしてしまったりとアドリブの弱さが負けに繋がってしまいました。
▼最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
レギレーション変更間際ですが、この記事を読んでロストカイオーガについて少しでもわかっていただけたら幸いです。
今回は決勝リーグに進出したにも関わらず1回戦で負けてしまうという不甲斐ない結果でしたので次こそは優勝を目指して練習に励んでいきたいと思います。
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