[シティリーグBest8]レジドラゴ概論(全文無料)
初めましての方は初めまして。
いつも読んでいただいてる方はありがとうございます。
のっこです。
今回は9月16日にバトロコ柏店にて開催されたシティリーグに参加してBest8という結果でしたが、せっかくなのでナイトワンダー環境から煮詰めてきた<レジドラゴ>について解説します。
カード名・特性は「」、デッキタイプは<>で記載しております。
▼環境考察とデッキ選択
簡単に説明すると<タケルライコ>VS<リザードン>VS<ドラパルト>VSその他といった構図になっています。
もちろんその他にまとめてしまったデッキ1つ1つも強く、全の対面をカバーするのは難しい環境でした。
そのため上3つのシェアのデッキに対して極端に弱くなく、かつその他のデッキに対しても苦手な対面は何個かあるが大体は戦えるというデッキは何かと考え<レジドラゴ>というデッキを選択しました。
<レジドラゴ>は確かに<タケルライコ>と<ルギア>に対しては不利よりですが戦えなくもなく、その他の対面に関しては五分〜有利の相性はあると感じており立ち位置はいいデッキだと感じていました。
▼デッキ構築
前項でも説明した通り、<レジドラゴ>は現在環境トップである<タケルライコ>が苦手であるため、<カビゴン>対面を弱くする代わりに「ピィ」や「ジャミングタワー」2枚で<タケルライコ>に対して厚い対策をしています。
一部採用カードを解説します。
ポケモン
・ミュウex 1枚
どうしても手札が厳しい時や、<ドラパルト>などのサイドをまとめ取りしてくるデッキに対して場に出して置いて相手の手札干渉に備えます。
<タケルライコ>や<レジドラゴ>ミラーでアタッカーが用意できない時はたまに技を使います。
・イキリンコex 1枚
かなりの頻度で「イキリテイク」を使用します。初めは2枚採用していましたが、「ピィ」を採用するにあたって1枚採用にしました。
特性もさながら技も強力で、「エネルギーつけかえ」等が複数サイド落ちや序盤でトラッシュにいってしまった際にアタッカーにエネルギーを2枚加速することができます。
<タケルライコ>ではよく技を使うので覚えておきましょう。
・ルチャブル 1枚
「キャンセルコロン」か「ルチャブル」どちらかを採用するか悩みました。
後出しされた「キチキギスex」を「ファントムダイブ」で倒せたり、「ファントムダイブ」で6点乗せた「マナフィ」を倒して「トライフロスト」を通したりなど練習をしていて欲しい場面が多かったため「ルチャブル」に軍配が上がりました。
・ピィ 1枚
個人的には必須級のカードです。
2ターン目から攻撃し始めない場合は大体前に出して「にぎにぎドロー」を使用しています。
サイド1のポケモンでありながら逃げ0という<レジドラゴ>において欲しい要素を持っております。
特に<タケルライコ>に対しては重要な役割を持つので各対面の所で解説します。
グッズ
・大地の器 3枚
元は4枚にしていましたが、枠の関係上3枚になりました。
「すごいつりざお」を2枚採用してると序盤から終盤にかけて強力なカードになるので4枚採用したいカードです。
・すごいつりざお 2枚
<タケルライコ>に対して「かがやくリザードン」を使い回すため、エネルギーとポケモンを戻せるこのカードを採用しています。
「夜のタンカ」よりも山札に戻せる枚数が多く、「スーパーエネルギー回収」よりも戻せる枚数は少ないですがドローサポートを使う前に使っても戻したリソースを後で使うことができるので「レガシースター」の偏差を少なくできる良いカードです。
・スーパーエネルギー回収 1枚
この枠は「夜のタンカ」と迷いましたが、「大地の器」を3枚にしたことからエネルギー周りのカードを増やしたかったため採用しました。
<タケルライコ>を意識するのであれば「かがやくリザードン」を直接手札に戻せる「夜のタンカ」の方が評価が高いです。
実際シティリーグでも「夜のタンカ」なら勝ちの盤面はありました。
技マシンをトラッシュできる機会はあんまりありません。
サポート
・ナンジャモ 3枚
<タケルライコ>を意識するのであれば3枚必要だと思っております。
「オーリム博士の気迫」+裏呼びを揃わせないためにナンジャモをサイド4と2のタイミングで使いたいので「レガシースター」で別のカードを拾えるように3枚採用しています。
シンプルにドローサポートの総枚数が増えているので安定性も向上して一石二鳥です。
スタジアム
・ジャミングタワー 2枚
元は1枚採用でしたが、<タケルライコ>に対して「勇気のおまもり」の効果を消す以外に「ポケストップ」を剥がす役割として使用したい場面が多く2枚採用にしました。
<タケルライコ>以外にも<リザードン>の「森の封印石」、「まけんきハチマキ」や「ヒーローマント」、<サーナイト>の「エヴォリューション」など初動で貼れると強いスタジアムな点も評価が高いです。
エネルギー
・基本草エネルギー7枚、基本炎エネルギー3枚
世界大会では「テツノイサハex」を採用し、「オーガポンみどりのめんex」に寄せた型がありましたが、現在の環境は「かがやくリザードン」を複数回動かす対面があるため「基本炎エネルギー」を削ることはしませんでした。
合わせて不採用カードに関しても解説します。
・ヒスイヌメルゴンVSTAR
<タケルライコ>や<レジドラゴ>ミラーで要求を作ることはできますが、プレイングで解決できると思い不採用。
<古代バレット>に対しては欲しい1枚です。
・キャンセルコロン
ギリギリまで悩みました。<カビゴン>を考えるなら欲しいカードです。今回は<カビゴン>や<テツノイバラ>に対して弱くなる代わりに<タケルライコ>を中心に他対面に強い「ジャミングタワー」と「ルチャブル」などを優先して採用しました。
・ネジキ
スタートしてしまった「キュレム」をトラッシュに送ったり、ダメカンが乗ったサイド2のポケモンをサイド1のポケモンに変えて負け筋を減らしたり、「オーガポンみどりのめんex」を前のターンに出すことができなかった「レジドラゴV」に変えたりと使える場面は多くありますが、実際はそのターンは他のドローサポートを使うことができないのでハンドが細くなってしまったりと使えたことがあまりなく不採用になりました。
・シンオウ神殿
1枚採用するだけで「ミストエネルギー」「ギフトエネルギー」、「レガシーエネルギー」や「Vガードエネルギー」等の効果をなくせるので<ルギア>の勝率が格段に向上します。
ですが今回は<タケルライコ>をメタの中心に置いていたので不採用にしました。
<レジドラゴ>はピン刺しのカードでも「レガシースター」で使いまわせるので、必要な場面で使いやすいのがいいとこです。
▼各対面解説
・タケルライコ
基本的に相手がサイド2枚先行してくるので、「かがやくリザードン」+「ナンジャモ」を複数回押し付けて2-2-2を通させないゲームをします。
2枚先行された後に3エネ「かがやくリザードン」で前のポケモンを倒せるように「エネルギーつけかえ」を温存したり、「きあいをいれる」で「かがやくリザードン」にエネルギーを加速して準備をします。
リソースが間に合うのであればバトル場「ピィ」でベンチが「オーガポンみどりのめんex」2体、「レジドラゴV」、「かがやくリザードン」、(「イキリンコex」)のような盤面が作れると裏呼びを要求することができ、前の「ピィ」を倒したり、「テツノツツミ」の特性を使われたりしたとしても1を踏ませることができるのでそこからアタッカーを作り続ければ2-2-2で勝つことができます。
バトル場の「タケルライコex」に「勇気のおまもり」がついていた場合は、「ジャミングタワー」貼って倒すか後で貼ってサイドをまとめ取りします。
後貼りだと「かえんばく」で250ダメージ与えていた場合「いれかえカート」が裏目になるのでできるだけ先貼りで倒すようにしましょう。
ですが「いれかえカート」がトラッシュに2枚見えていた場合は後貼りすることで、サイドを6枚取るまでにあいてのポケモンがきぜつするターンが2回になるので「さかてにとる」が試合通して1回しか使えなくなります。
・リザードン
「オーガポンみどりのめんex」が「リザードンex」をワンパンできる大事なアタッカーとなります。
基本的なプランは「ファントムダイブ」で非ルール2枚、「まんようしぐれ」で2枚、「かえんばく」で2枚の6枚取りを目指します。
「リザードンex」が攻撃してきたのを「まんようしぐれ」で倒したいので「みどりのまい」+手貼りで3エネを作れるように、ベンチの1エネ付いた「オーガポンみどりのめんex」を2体用意しておきましょう。
上手いプレイヤーだと「かがやくリザードン」+1エネ「リザードンex」という盤面を作られることがあるので3エネ「まんようしぐれ」でも倒せない場面があることを覚えておきましょう。
基本的には有利よりな対面ですが負けパターンもちゃんと存在します。
サイドが2枚先行されるとそのまま2-2取られて負けてしまうので、先行された場合は「かがやくリザードン」+「プライムキャッチャー」+「ナンジャモ」や「キチキギスex」を呼び出しながら「ファントムダイブ」などで逆転しましょう。
後攻を取らされた場合は「ピィ」を壁にして「ボスの指令」で「イキリンコex」等を倒されるか、「カースドボム」+「カウンターキャッチャー」でベンチのポケモンをたおされるまで要求をあげましょう。
また相手の残りサイド4のタイミングで「カースドボム」で非ルールポケモンを倒されて「ブライア」で負けるパターンがあるので、「ヨマワル」を優先的に倒したり先行する場合は「ピィ」や「ルチャブル」を出さないことを意識しましょう。
「アンフェアスタンプ」に対して事前に「ミュウex」を出しておけると、最低限のドローできるのでが「ネストボール」から「キチキギスex」まで繋げられることが多々あります。
ただし、こちらがサイドを取る前に出してしまうと「ボスの指令」でだけでサイド2枚先行されてしまうのでサイドを取るタイミングで出すようにしましょう。
・ドラパルト
まず大事なのは「ドラパルトex」にはできるだけ「ファントムダイブ」200ダメージを与えないことです。200ダメージを与えたあとに上手く回収する手段が裏呼びをしながら「ファントムダイブ」6点を2回くらいしかないので非効率になってしまいます。
そのため「ドラパルトex」には「ロストインパクト」で280ダメージ与えて、裏呼びしながら「ファントムダイブ」4点乗せて効率よく回収したいです。
<ドラパルト>側は裏呼びしながら最短で3ターンでサイド6枚を取り切れるのでこちらも3回ないし先に攻撃できた場合は4回の攻撃でサイドを取り切りたいです。
基本的なサイドプランは「ファントムダイブ」で前のポケモンを倒しつつの6点を「ポッポ」や「ヨマワル」に乗せたりいなければHPが変動しない「マナフィ」に6点乗せます。
「ドラパルトex」が攻撃してきたら「ロストインパクト」を当ててベンチの「ロトムV」を呼び出して「ファントムダイブ」で「ドラパルトex」や「マナフィ」と合わせて4〜5枚取りをします。
盤面にダメカンが2個以上残ってたり、相手の場に「ヨマワル」が残る状態でターンを返してしまうと「かがやくフーディン」や「サマヨール」(「ヨノワール」まではケアできない)で進化前の「レジドラゴV」にダメカンが乗せられて倒されてしまうので「レジドラゴV」は優先して場に出して早めに進化させてHPを大きくさせたいです。
どんなにサイドが勝っていても縛りながらの「ファントムダイブ」で捲られる可能性があるので「ポケモンいれかえ」と「プライムキャッチャー」は大切にしておきましょう。
・サーナイト
明確なプランがあまり存在しない対面です。
「ファントムダイブ」で非ルールのポケモンを2面倒したいので、「マシマシラ」を優先して倒します。
「キャンセルコロン」を採用している場合はできるだけ「レガシースター」を後半まで温存して残り3枚を裏呼び+「キャンセルコロン」で「マナフィ」の特性なくして「トライフロスト」で3枚取りを目指します。
<レジドラゴ>は<ドラパルト>と異なり1回の「ムーナイトリバース」で「ピィ」以外のポケモンがきぜつしないので、「ムーンナイトリバース」を使ってるターンはサイドを取られてないのでダメカンを返されてもそこまで痛手ではありません。
なので「キルリア」か「ラルトス」に2-2-2乗せて「ムーンナイトリバース」または「アドレナブレイン」2回+「サーナイトex」に進化ができないと次のターンにファントムダイブでベンチポケモンをどれか1体倒せるようにします。
序盤に「ジャミングタワー」が貼れると止まってそのまま押し切れることもあるので初動で引いた「ジャミングタワー」はすぐに貼りましょう。
剥がされたとしてもトラッシュにあることで後々に「レガシースター」から「勇気のおまもり」の効果を消してサイドを複数枚取りする動きができます。
・ルギア
「シンオウ神殿」を採用されていないと基本的に厳しい対面です。
「トライフロスト」を上手く使うのが大事です。
「チラチーノ」が採用されている型であれば、「ファントムダイブ」で「ルギアVSTAR」に200当てながら「アーケオス」に5点乗せると「トライフロスト」で「ルギアVSTAR」と「アーケオス」と「チラチーノ」で4枚取ることができます。
残り2枚は「かがやくリザードン」で「ネオラントV」等を倒してサイドを取り切ることを目指します。
プラン上では「トライフロスト」を上手く通せれば勝てるのですが、実際はどこかに「レガシーエネルギー」が貼られてサイドがずらされたり、「ギフトエネルギー」でドローされるので「ボスの指令」で裏のポケモン呼ばれ続けて2-2-2通されたりナンジャモを「トライフロスト」の返しで使われて要求が揃わなかったりと負ける要素が多いです。
<ルギア>をちゃんと見るのであれば「シンオウ神殿」を採用して「レガシースター」で使いますことで適切なタイミングで使用できれば勝率は上がります。
・レジドラゴミラー
主に「トライフロスト」で複数枚取りするパターンと「ロストインパクト」でリソース勝負をする2パターンがあります。
「ロストインパクト」でサイドを進めるプランは相手が「レガシースター」を消費して攻撃してきた時や、「ファントムダイブ」で6点ばら撒く対象が「オーガポンみどりのめんex」しかいない時などに行います。
ポケモンを「ロストインパクト」で倒すと次のアタッカーを立てるまでにどれだけのリソースが必要なのか考えて倒すポケモンを選びましょう。
・トドロクツキ
基本的には<タケルライコ>と同様にサイド2枚を先行された返しに3エネ「かがやくリザードン」を起動し2-2-2を通させないようにします。
<タケルライコ>と異なり「オーガポンみどりのめんex」がアタッカーになったり、「テツノツツミ」の採用が少ないので楽な印象です。
意識することは、「トドロクツキ」(小ツキ)にサイド2枚を取られないようにイキリンコex(できるだけ)とミュウexはベンチに出さないようにしましょう。
・カビゴン
「キャンセルコロン」が入っていないと「オーガポンいどのめんex」を突破するのが「レジドラゴV」と「ミュウex」しかおらず厳しい対面です。
盤面は基本逃げ0または逃げ1のポケモン+レジドラゴVSTARで埋めます。
「レジドラゴV」の次に「オーガポンいしずえのめんex」を突破できるかつ逃げ0の「ミュウex」を出しましょう
盤面を埋める前に「かがやくリザードン」や「キュレム」が「おはやし笛」で出されると厳しいです。
大事なカードは「プライムキャッチャー」、「ポケモンいれかえ」、「ナンジャモ」、「ボスの指令」、「ジャミングタワー」です。
グッズが手札にあると「ビワ」でトラッシュされるので「プライムキャッチャー」や「ポケモンいれかえ」を使いながら「ナンジャモ」を使って解決札を引かれる前に「レガシースター」を使って再び攻撃してサイドを取り切るのを目指しましょう。
殴り出せるカードが揃うまでは基本的には動かずドローゴーして、「野党三姉妹」で重要なグッズが抜かれないことを祈りましょう。
▼最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になったのなら幸いです。
今回はベスト8という悔しい結果で終わってしまいましたが今シーズンは始まったばかりなのでこれから巻き返していきたいと思います。
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