[シャロメンオフ大会使用]キュレムパルキア概論(全文無料)
お久しぶりです。初めてましての方ははじめまして。
のっこです。
皆さんオフシーズンはいかがお過ごしでしょうか。自分は最近始めたブルアカばっかしております。
今回はオフシーズンということで公式大会ではないのですが7月23日に開催された70人規模の自主大会に参加したときに使用したデッキが自分でも納得のできる60枚が完成したので、紹介したいと思います。
今回使用したデッキはタイトルにもある通り、「キュレムパルキア」でした。
このカードが発表されてからずっと詰めてきたデッキですのでデッキの制作の過程と共に紹介できればと思います。
▼今回出た大会とシャロンさんのメンバーシップについて
ちょっとした紹介ですので「そんなことよりデッキ解説しろ!」という方は読み飛ばしてください。
今回自分が出場した大会がポケモン・ポケモンカード実況者のシャロンさんのメンバーシップ限定のオフ大会です。
このメンバーシップでは月額290円という低価格でありながら月2回のリモート対戦会、月1回のリモート大会が開催、またメンバー限定動画などのコンテンツがあります。
またこのメンバーシップの特徴は何といってもポイント制度です。
大会や対戦会の他にフリー対戦でもポイントを獲得することができ、ポイントを集めることでBOXや割引券などとの交換ができる破格の制度が存在します。
そのため対戦も盛んで自分が対戦したいと思ったタイミングで募集をすると大体対戦相手が決まるので対戦相手を持て余している方に非常におすすめです。
この記事で気になった方は是非加入していただいて一緒にポケモンカードをしましょう。
▼環境考察とデッキ選択について
PJCS2022を経て、「ロストアビス」が発売されたことによってある程度環境にも変化がありました。
その内の一つは「ギラティナ」の環境入りです。
「ロストアビス」のパッケージポケモンであり、要求エネルギーが重いが280点とVSTARポケモンをワンパンできる高火力、ロストゾーン10枚とまたもや要求が高いがどんなポケモンも強制きぜつさせる強力なVSTARワザと環境入りするには十分な実力があります。
またドラゴンタイプという弱点がないのも非常に強力です。
書いてあることが分かりやすく強いので最初の内はギラティナを調整していたのですが、その中でリソース管理が非常に難しい、ロストゾーンが貯まらないとなんにもできないなどの問題が発生しました。
特にリソース管理は何戦も対戦する大会においてどこかでミスが発生するか恐ろしく、自分は握ることを避けてしまいました。
ですが同じ大会に出た調整相手と納得できるいいレシピができたのでここに共有します。
これを踏まえたTire表はこのようになります。
などが挙げられます。大会の1週間前(7月17日)には大阪で800人規模の自主大会が開催され、そこでは「キュワワー」をデッキエンジンとし、「ウッウ」、「かがやくリザードン」などの非ルールのアタッカーで戦うビートダウンデッキの活躍も見られました。
これらのデッキが存在することを踏まえて、デッキパワーが高い、まだ戦ったことが少なくこちらの動きが相手に読まれずらいことからキュレムを選択しました。
▼デッキ解説
今回使用したデッキレシピはこちらです。
一部カードを解説してきます。
・キュレムライン 3-3枚
試合中2回は使うため、また盤面に複数並べることで特性「はくぎんせかい」のよるエネルギー加速枚数が増えるのでこの枚数。
・パルキアライン 2-2枚
特性「スターポータル」を使うことが主な目的です。試合中1回は確実に使いたいためこの枚数。
・ヤレユータン 2枚
盤面に2枚は並べたいので、3枚欲しいところですが、ふつうの釣り竿や、サイド落ちした際は「メロン」や「ローズ」、「スターポータル」によってエネルギー加速します。
「はくぎんせかい」でエネルギー加速するためにデッキトップにエネルギーを仕込むこと以外にも、「博士の研究」を使う際にトラッシュしたくカードを仕込むこともよくします。
・かがやくゲッコウガ 1枚
特性「かくしふだ」だけでなく、エネルギー加速手段が豊富なため「げっこうしゅりけん」を使うことも多々あります。「かくしふだ」の使いすぎには注意しましょう。
・ネオラントV 1枚
ピン刺しのサポートが多く確実に使いたいターンがあるので採用しました。水タイプなので別のポケモンの特性でエネルギー加速をして山札に帰れる点も評価が高いです。
・バトルVIPパス 3枚
盤面に並べたいポケモンが多いので多くの枚数を採用していますが、このデッキは「ツツジ」に非常に弱いので使えなかった場合は積極的にトラッシュしましょう。
・ロストスイーパー 1枚
「カイ」からサーチできる「頂への雪道」の対策手段。また自分が貼った「トレーニングコート」を使った後ロストゾーンに送って自分だけ使うというプレイングも頭の片隅に入れておきましょう。
・ふつうのつりざお 1枚
主にエネルギーを山札に戻す手段として採用しています。この枠を「エネルギー回収」にしているひとも多いですが、「博士の研究」を多く採用しているためトラッシュしてしまったポケモンを回収できる「ふつうのつりざお」を採用しました。
・葉隠れポンチョ 1枚
3-2-1のサイドプランを取らせないように採用しています。またダメージを負った「キュレムVMAX」をベンチのポケモンと入れ替え「葉隠れポンチョ」を付けることで「ボスの指令」で呼び出されないようにするプレイングもあります。
・カイ 2枚
このデッキのアタッカーとグッズをサーチすることのできる優秀なカードです。元々は3枚にしていたのですが、ツツジに強くするために「博士の研究」に1枠譲りました。
・メロン 1枚
エネルギーがついていない状態から手張りと「キュレムVMAX」の特性と合わせて「キュレムVMAX」が攻撃できるように採用しました。
・モミ 1枚
キュレムVMAXの特徴の一つとして330というHPが非常に高いことが挙げられます。この長所を生かしつつ、エネルギー加速手段も豊富であるため「モミ」を採用しました。
非ルールのデッキでは特に重宝するのでここぞという場面まで手札に抱えておきましょう
・ツツジ 1枚
基本は「ネオラントV」からサーチして使います。VMAXが倒されるとサイド3枚取らせることができるので対戦中盤から強い手札干渉を使えるので採用。
・ローズ 1枚
最後に前のポケモンを倒す時によく使います。手札を全てトラッシュしてしまうデメリットがありますが、「さるぢえ」で山札のトップに次のターン動けるようなカードを仕込んでおけば最低限の動きはできるはずです。
・トレーニングコート 2枚
「キュレムVMAX」の技だったり、「かがやくゲッコウガ」の特性で多くのエネルギーをトラッシュに送るので回収できるスタジアムを採用。このデッキはエネルギーの要求が重いので、貼らないことで相手の動き制限することよりも自分の要求値を満たすために積極的に貼ってしまっても問題ありません。ただし、「頂への雪道」を採用しているデッキに関しては解答札として大切に取っておきましょう。
・基本水エネルギー 11枚
「たっぷりバケツ」との枚数と相談した結果こうなりました。
採用検討したカード
・ヨワシ
ミルタンク対策だと思われるかもしれませんが、実際の目的は相手のバトル場の非ルールのポケモンを倒すための非ルールのアタッカーです。
パルキア、アルセウスうらこうさくデッキの「メッソン」、ギラティナデッキの「キュワワー」など自分が先行の場合相手は非ルールのポケモンで番を終えることが多くVSTAR軸のデッキに対してこちら側は2-2-2のサイドプランで勝利したいのですが、非ルールのポケモンではサイド1枚しか取れないので実質サイドプランには絡みません。メインアタッカーで倒してしまうと次の相手の番そのアタッカーがダメージを食らってしまうことによって実質相手の方が先に攻撃していることになってしまいます。
そのため非ルールを倒すのに十分なダメージの出る非ルールアタッカーとして「ヨワシ」の採用を検討しました。
・エネルギー回収
最初は採用していました。トラッシュから一度にエネルギーを2枚回収できますが、トレーニングコートと役割が似ており、ポケモンを戻せる「ふつうのつりざお」に軍配が上がりました
・マリィ
手札干渉という意味で1枚採用するのだったら「ツツジ」の方が強力だと思い、「ツツジ」になりました。
▼デッキの制作過程と改善案
今回は「キュレムVMAX」が発表されてからこのデッキを作成したのでその制作過程を紹介したいと思います。
デッキを作る上で重要なのがメインのポケモンの長所・短所を理解し、長所は生かし、短所は補完するということです。
このようなことを考えてデッキを作成しました。
・草案
一番最初はシンプルにキュレムラインのみを採用した形で作成しました。
「キュレムVMAX」の技がエネルギー3枚トラッシュで270ダメージであるため、「アルセウスVSTAR」や「パルキアVSTAR」のHP280に届かないため「ガラルジグザグマ」を採用し、ワンパンできるようにアプローチしました。またツツジに弱いためビーダルラインを採用しています。
エネルギーを付けるところは上手くいきましたが、後半トラッシュにエネルギーが溜まってしまうとエネルギー加速が上手くいかず、攻撃することができず負けてしまうことが多々ありました。
・第2項
トラッシュのエネルギー管理の問題を解決するためパルキアラインを採用しました。またベンチ枠の関係から「ガラルジグザグマ」を不採用にし、「こだわりベルト」を採用しました。
この時点でパルキアデッキなどの「うらこうさく」系統のデッキに対して「マリィ」の評価が高く「博士の研究」より優先しました。
「マリィ」+「かくしふだ」で7枚ドローができるかつ、「さるぢえ」もあるためこちら側がなにも出来なくなることは少ないと考えてました。
ここでの課題としては、ベンチに並べたいポケモンが多く、「バケッチャ」が特に邪魔でした。
また「スターポータル」を使うために出した「パルキアVSTAR」が倒され、3-2-1のサイドプランを取られてしまうといった課題がありました。
・第3項
このレシピはロストアビス発売の前週に行われた自主大会で準優勝したレシピを参考に作成しました。
詳しい解説はこちらの記事を見てください。
カイ軸による安定感、また「モミ」などのサポートの採用、「頂きへの雪道」に対しては「カイ」からサーチできる「ロストスイーパー」の採用などしっくりくる形に落ち着きました。
・最終項
実際に大会で使ったのがこちらです。
ツツジに対して弱いことから「博士の研究」の枚数を増やし、捲り手段として「ツツジ」を採用しました。
・改善案
大会の中で「キュレムVMAX」に3エネ付けることができずそのまま何もせず返してしまう番が何回かあったため「パルキアVSTAR」軸に変更しました。
また相手の非ルールのポケモンに対して非ルールで戦うために「ヨワシ」を採用しました。
2-2-3や1-2-2-2などのサイドプランを押しつけましょう。
▼戦い方とサイドを取らせるプランについて
基本的な盤面などは他の方が解説しているので自分が回してて困ったことを紹介したいと思います。
このデッキで難しいと感じたのがVMAXに進化しないと特性が使えないが進化したVMAXが倒されてしまうとサイド3枚取られてしまうことです。
何が言いたいかと言うと進化するかしないかの駆け引きが非常に難しいです。
VMAXが2面いると1ターンに最大2枚エネルギー加速ができますが、2体とも倒されると負けてします。
なので後攻時は特に意識していたことは、
先行を取った場合で「パルキアVSTAR」から攻撃を始める場合などは3-2-1のサイドプランを取らせないようにベンチに置いた「キュレムV」はあえて進化せずに置いておくか進化させても1体だけに抑えた上で「葉隠れポンチョ」を付けてベンチに待機させ、2体目の「パルキアVSTAR」を押し付けることで2-2-3のサイドプランを押し付けることができます。
このようにキュレムは序盤から「ボスの指令」などを使い、サイドを積極的に取っていくデッキではないので相手に多くのサイドを取らせて勝つことを意識しましょう。
要するに3-3や3-2-1など綺麗にサイドを取らせないようにしましょう。
▼最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
大会の方は3-3で予選敗退という情けない結果で終わってしまいましたが、キュレムパルキアというデッキについて少しでもわかっていただけたら幸いです。
最後に無料noteにしているのでこのnoteのスキ、そしてTwitterのフォローをしていただくと泣いて喜びます。(変なアカウントでなければ基本フォロバします)
感想や誤字脱字、質問があればDMに気軽にご連絡ください。
それではまたお会いしましょう。