見出し画像

大きな贈り物

2023年2月26日

八戸で約束した 結弦くんからのGIFTを受け取りに東京ドームへやってきた。

昨年のFaOlで神席を当ててくれた友と一緒だったのだが、彼女のおかげで今回も良席で観ることが出来たのである。

それにしても、東京ドームにアイスリンクを作るなんて いったい誰が想像しただろう?
中には無謀だと報じるメディアや業界内でも疑問視した向きがあったようだけど、私は「何を言ってるんだ?羽生結弦だよ。成功させるに決まってんじゃん」と強気だった。

『うちの結弦を舐めてもらっちゃ困るよ。』(誰目線だ?笑)
でも、そう思った人は五万といるだろう…。
しかし ゆづくんの凄さを知らない人がまだ居るんだと思うと少し残念な気持ちにさえなった。

結果、ドーム抽選日にはSNSで沢山の「落選」の知らせを目にしたり、開催日ギリギリまで座席の争奪戦が繰り広げられていて、蓋を開けたら的外れな指摘など どこ吹く風の勢いだった。

今日の新聞やニュースを見ると観客数は3万5,000人。国内外への配信、ライブビューイングなどを含めると更に膨大な数と報道していたが、きっとそれ以上の数の人が、この公演を観たかったに違いない。

そう思うと 3万5千分の2という数が恐ろしく奇跡的なものだったんだなと感じた。本当に友には感謝してもしきれない。

さて、前回からの物語の続きは
私たちの知る羽生結弦とはちょっと違っていた気がする。いや、違う気がするというのもちょっと違うかな。
スクリーン内、燃え上がる炎の中からリフトに乗って登場した火の鳥。
ゆづくんの燃えるような情熱が感じられた。

と思えば「すぐに成長が出来る草はずるい」から始まり、今まで余り見せることのなかった内面や感情を吐露するような場面が続き…

《孤独》《苦悩》《葛藤》《悲観》
競技の時に見せていた
あの強気なまでの結弦くんの姿はそこにはなかった。
こちらが心配になるほどネガティブな言葉。
でも、それが本心なんだと解ってから場内が温かい空気に包まれているような気がした。
『よく話してくれたね。辛かったね。
でも、キミは一人じゃないよ、もう大丈夫だよ。』会場の誰もがそう思ってるんじゃないかというくらい母性で包まれてるような安心感。

ただ私たちの感情とは裏腹に激しいリズムでキレッキレのダンスを披露したり、美しく舞う姿を見せたり、観ている私たちの心を大きく揺さぶる結弦くん。あなたはいったい何者ですか?(笑)

最高の演出と最高の舞台

そうだ!彼は【表現者】だった。
職業が 羽生結弦と言えてしまう人だった。

自分のことを一番よく知っている人だものね。

願わくば、一人の時の自分、誰かと一緒にいる時の自分、お仕事をしている時の自分、どの自分も大切にして過ごしてほしいな。

あまりにも壮大なアイスストーリーで受けた影響は大きかったけれど、この物語の続きが いつかまた観られますように。

帰りのバスの中で余韻に浸る

【セットリスト】

~曲目~

01 火の鳥
02 ホープ&レガシー
03 あの夏へ(映画:千と千尋の神隠し)
04 バラード第一番
05 序奏とロンド・カプリチオーソ
休憩
06 レット・ミー・エンターテイン・ユー
07 阿修羅ちゃん(Ado)
08   オペラ座の怪人
09 いつか終わる夢
10 ノッテ・ステラータ

★★アンコール★★
11 春よ、来い
12 SEIMEI

参考サイト

いいなと思ったら応援しよう!