140 のわ理念から来年の抱負へ
昨日12月28日にのわの忘年会が開かれました。
みんなで餃子を作ってたらふく食べてお腹いっぱい。のわを題材にしたクイズコーナーもあって大盛り上がりの中、一番の終盤に僕が今年の振り返りと来年に向けての抱負を述べることに。いや、たくさんの人がこんなに盛り上がっているところにそんな固いお話をするのは無粋以外の何ものではない。なんとか盛り下げないようにも努力しようとしたものの、あえなく撃沈する結果となりました。来年は頑張りますー
さて、抱負として言いたかったのは、こんなことです。のわが掲げる「人と人のつながりを通して、新しい暮らしを考える」に関連して、最近僕は「やりたいことを仕事にする」ことの可能性について語ることがよくあります。そんなことが当たり前の世の中になればいいなとおもいつつ、自分でもまだ見ぬ将来の話しと思い込んでいたのです。でもこれ徐々に実現してるんじゃないかと突然気づいたんですね。
以前からの知り合いである山下陽光さんの活動を見て、まさにやりたいことをやって仕事にして新しい暮らしを体現しているではないか、これこそのわの目指すことの実現ではないか、と今更ながら気づいたのです。みなさんご存知のように山下さんは「途中でやめる」というファッションブランドを運営していて大きな成功を収めています。
ただ山下さんが、単純に「やりたいことを仕事にしてる」わけではないと僕は思っています。実に多くの思考があって、実験やおそらく失敗もあって、そしてどうやってやりたいことを仕事にし続けられるかを毎日考え続けている結果、そのことが実現できているはずです。
そんな山下さんの活動を見ながら、のわの活動を振り返ってみると、同じように「やりたいことを仕事にする」ことを実践している人がたくさんいるではないかを気づいたのです。飲食、音楽、企画、物作りなどみなさん毎日取り組んでいます。もう新しい暮らしを考えて、さらに実践しているではないか。どこか遠い場所の夢物語じゃないんだ。いや、これはすげーな!何見逃してんだよ俺、と思いました。でもその動きはまだまだ小さい。もっともっと多くの人が小さな一歩を始める必要があります。
それに気づいた人は動き出せばいい。実際すでに動いている人はたくさんいるはず。でも気づいてない人もいるだろうし、気づいても動かない(動けない)人もいるだろう。そういう人に何と声をかけたらいいのかよく分からないところがあります。でも僕は気づいた人たちと一緒に進むしかない。そして気づいたけど動けない人には、とても引っ張るなんて力は僕にはないけど、そばで見てるよ、一緒に考えようと、声をかけることくらいはできそうです。諦めないで,歩き続けましょう。
こんなことを本当は抱負の中で語りたかったのでした。
こんなことを思うようになったのは、知人からある投稿があったからでした。そこには「のわには理念が存在していて、そのことが利用者増加への障壁になっている」という意味合いのことが書かれていました。それに対して「のわの理念とは何か」などいくつか質問をしたのですが、それに対する返事はまだもらえてないので、知人が本当にどのようなことを考えて書いたのかは分かりません。なので僕が勝手に解釈して、そこから考えを膨らませたのが上の文章へのつながりました。のわに理念なるものはあるのだろうか。もしあるとしたらその理念はどのように生かされるのだろうか。そんなことをひたすら考えさせられた今年の師走でした。よき時間をありがとう。
新見永治
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