狸山病院〈14〉
「母乳で、育てたいのに。」と思ってたが、すぐは母乳がでないとは知らなかった。
数日すると、胸が張ってきた。
奥さんに、「明日あたりオッパイの飲ませ方教えるね」
「あのー。胸が張ってるんですけど。」
「あら、パンパンじゃない。早く言わないと。」
娘は寝てたので、オッパイにタオルを当てゴリゴリしごかれ母乳を絞った。これが痛いのなんの。お産より痛いかもと、思った。
「赤ちゃん起きたら、オッパイのあげ方教えるから、呼んでね。」
ごめんなさい。詩に夢も憧れもありません。できる事をしよう。書き出すしかない。書き出す努力してる。結構苦しい。でも、一生書き出す覚悟はできた。最期までお付き合いいただけますか?