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リモートお墓参り

お正月にお墓参りに親戚の代表で、我が家行った。
そして、母はリモートで墓参した。

毎年、GWに、現地に集まって、お墓参りをし、食事をして、母と妹家族は、我が家に泊まるのが、だいたいのパターンだ。

お墓は、墓地公園というくらいで、いつも明るく清々しい。
いつも家族写真を撮る木がある。休憩所ではトランプで大富豪をする。
お菓子とかコストコのピザくらいケーキとか食べる。芝生でちびっ子甥にボールを追いかけさせたり。
生も歓喜、死も歓喜。
おばあちゃんと父も喜んでくれてるだろう。

コロナ禍の自粛と、家族の一人の不調のため、もう2年も行ってない。
私の幸運の報告はずが願いと、家族が早く元気になってくれるように、
私と主人で決めて「私達家族だけで代表で行く」と報告した。
すると、母も一人で電車で行こうかと、何度も思ったそうだ。
私が言い出してくれた事を喜んでくれた。
母も「駅で拾ってもらって行こうか悩んでみます」と言う。

私のおばあちゃんと父は2月に亡くなってるので、2月に行くべきなのだが、母が言うには、「雪が降るといけないから」と毎年GWなのだそうだ。
お正月の1月2日の天気をずっと心配して、1ヶ月も2週間も前なのに、「雪だったらやめるのよ」と何度も言う。「天気予報出た?」と嫌味を言う。
母はやはり天気が心配で行かないそうだ。いつもならご馳走のお店も予約してるので、そのキャンセルや、諸々の日程に関わってくるが、今回は、我が家だけなのだから、「前日に判断するね」と。

当日2日は、晴天。礼拝堂、休憩所も休みだったが、たくさん人が来ていた。
本当にお墓参りオンリーです。
駐車場に着いて連絡し。
何故か私が持ってる自撮り棒三脚で、
オンライン通話にして、お墓までの道のりを見せながら、山を上る。
娘が、桶に水を汲む。水桶を持って歩く姿が、「しーちゃん、美しい」と母が言う。
すると義弟が、「写真、写真」と。IT系で、何でもできちゃう。
クールな娘は、キャピはしないです。
お墓の前では、三脚を立ててお墓を写す。シキミを立て、一人ずつお水をかける。
そしていつものように、お題目を皆で朗々と送る。
途中、他の家族も顔を覗かせる。
母は、大変感動してくれた。
私も、真剣に強く祈った。
幸福、健康、幸運。
いつもの墓参と同じく、暖かく、涼風、清々しいかった。
母が言うには、
「枯れ木の山の寒々しい寂しくなると思った」と。

「このお墓には、6人までしか入れないのよ。あと4人まで」などと、母達が時々言ったりする。私、入りたいなぁ。
まあ、母にはまず入って頂かなければいけないのだ。
死を見つめての生。
我が家は、皆、頑固で強い。




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なゆた
ごめんなさい。詩に夢も憧れもありません。できる事をしよう。書き出すしかない。書き出す努力してる。結構苦しい。でも、一生書き出す覚悟はできた。最期までお付き合いいただけますか?