愛 宕 さ ん
京都の人はお寺や神社の名称に
親しみ故か? ◯◯さん と呼ぶ
呼ぶ 呼べば 呼ぶとき
[ 愛宕山 ] は本来 [ アタゴヤマ ] であり
[ 愛宕さん ] の [さん ] は " 山 " ではない
京都府外から来た人には分かりづらい
アタゴさん と言う 愛称である
愛宕さんは
京都に産まれ育ったら 高確率で御詣りするらしい
知らんけど ← 京都的に表現しておく
夏に”千日詣り” というのがあり
7月31日夜から8月1日に詣ると
千日間の功徳を得るという なんと画期的なお詣り
また 愛宕さんは火伏せの神様として知られており
3歳までに登ると一生火難に遭わないとも言われているので
子供を背負って登っている人もちらほら お疲れ様です
「愛宕さんをなめてたら痛い目にあう」
という呪文をとなえる登山経験者たち
その呪文唱えたい
唱えるためには登らないと始まらない
この持て余した時間と体力にはもってこい
京都在住25年めにして初詣でて来た
登り始めて八合目辺り↓になると 巨木がちらほら
樹齢80年は超えてるやろ思てたら
愛宕さんは 1300年前からあるらしく
樹齢100年超えの樹が多いんでないかな?
しかし一昨年の台風の影響か倒木が多かった
倒木も決して悪では無いのだけれど
手入れする人のことを考えると頭が下がる
山門にやっとこさ辿り着き
よっし! と思ったここからが心臓破りのはじまり
境内まであと少しのところで
ピンク色の・・・石楠花? キョウチクトウ?
さ さ さくら !?
満開やんか!!!
ソメイヨシノも咲いてる・・・
標高924m の 遅れてきた春は桃源郷 桜だけど
桜を愛つつお昼休憩
意外と登れたな
最初の2キロ地点くらいが体が慣れるまでキツイ
が
ここ2ヶ月の山登りで基礎体力ができたようで
ちょっとキツイなくらいで踏破
下りは違う道を降りよう ということで
水尾の別れという地点で保津川峡方面へ
これが失敗した
線路は続くよどこまでも よろしく
植樹された杉につぐ杉 急直下の単調なジャリ道
小石を踏んで足を取られること度々
「この道おもんない!!」
あまりにこの道がつづくので途中で逆にわらけてきた
救いは途中で見かけた鳥の巣とリス である
"ゆずの里" 水尾というところへ下山
清和天皇のゆかりの地らしい
集落には特徴的な古民家が密集していた
集落に保津川峡駅への自治体バスがありタイミングよく乗車
4キロの道を歩かずにすんだ これなかったらキツかった
(週に3日しか運行しておらず 1日5本しか出ていない)
JR保津川峡駅に着いた途端に雨が降り始めた
保津川を横目に京都駅へ 天候と運に恵まれた日だった
約12キロ 7時間 の行程
そして1日遅れできた筋肉痛は
やんわり愛宕さんを思い出させる
火伏せのお札も買ったことだし「火廼要慎」
しばらく登らなくてもいいな
京都タワーを見ると『帰ってきたな』と思うお年頃
2020/05/11 mon
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