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sonny karha
2016年12月27日 11:24
玉川からの電話 「ああ、そうか、うん、わかったよ、ああ着替えたら向かうよ」電話を切ると辺りはいつも以上に静かな朝だった。寒くて寝床戻り煙草をつけた。これはもしかしたら世間が、奴の死を悼んで静かにしているのかもしれない。なんせ鳥さえ鳴かない。まだ大分眠気が残る頭で奴と初めて会った時の事を思い出す。奴と初めて出会ったのはいつだったろう。もう何十年も前の気がする、しかしそんなに年月は経っていない