鑑賞記029「名久田芸術劇場」
2021.9.19。中之条ビエンナーレのパフォーマンスイベント「名久田芸術劇場」を鑑賞しました。
入口に置かれた看板?からしてアーティスティック!CLEMOMOさんが作った「なくげいくん」だそうですw
本編は撮影不可だったので写真の記録はありません。最後に撮影可な時間があった際に撮ったものを少し織り交ぜながら。
1st.「だまだむたるの壁」DamaDamTal
櫛田祥光、新村隆慶、マンハッタンスリム、佐山こうた、木村元郁、大塚陽、みきたまき
会場には白い段ボール箱の壁が出来上がってました。これが背景かなと思ってたら、幕だったw
どうやって幕として機能するかって?演者が一つ一つ箱をどかして行くんですよw そうきたかぁ~!という驚きと、しんどいやろ~!という驚きがありましたw
この部で出演された方々の作品は、これまでにいろんな機会で拝見してきていることもあり、見慣れた?パフォーマンスをまた観ることができたという喜びと安心感と、それでいて今回の演出の面白さ、新しいアイデアの出現にまた唸ったりと、毎度のことながら新鮮な驚きを頂きました。
2nd.「Lonely Galaxy 轟音の流星ちゃん☆」
SUPER-NATSUKI-TAMURA
中之条ビエンナーレのオープニングイベントでご覧になった方も多いかと思いますが、あのSUPER-NATSUKI-TAMURAさんの生演奏?パフォーマンス?でした。登場の仕方が迫力ありましたね~。バーンて段ボール箱の壁ぶち破って現れたのがかっこよかったww
いろんな楽器を駆使して奏でるサウンドは、まさに魂の響きって感じがしました。
3rd.「シュプールを纏う」
SAYAKA ASAI + Lily
最後はSAYAKA ASAIさんとLilyさんによるライブパフォーマンスでした。作品を作る・・・とのことだったんですが、Lilyさんはタップダンスのパフォーマーさんで、最初聞いた時はダンスと作品が紐付かなかった石頭でした。
が、始まって驚き。タップダンスで絵を描いちゃったよw
軽やかだったり激しかったり、複雑過ぎて足の動きを見るのが追いつかないタップに驚きつつ、軽快な音を楽しみつつ、タップが重ねられるキャンバスの変化をドキドキしながら眺めてました。
並行してSAYAKA ASAIさんのキャンバスにも氷がコロンと。その上に絵の具がポトンと。じわじわとゆっくり染まっていくその色合いはとても繊細で緩やかで、こういう手法もあるんだな、と勉強になりました。
この情勢で、直接パフォーマンスを見に行く、という機会が中止になってしまったり、オンライン配信になってしまったり、という状況が続いていました。オンライン配信にすることで、今まで現地に行けなかった遠方の方も体験出来るようになったというメリットもあるにはあるんですが、とは言えやっぱり「生」で観ることって違うなぁ、大事だなぁ、と改めて実感する機会となりました。