
インクと戯れる(カキモリ編)
東京の蔵前というところに、カキモリというお店があります。オリジナルのノートやインクの製造・販売を行っています。
文具界隈では、インクブームってのがございまして、各地でオリジナルインクを生み出したりと大変沼味が深いのですが、カキモリさんの系列店舗「inkstand」では、なんと自分で調合したオリジナルインクが作れたりするんですよね。文具界の「沼オブ沼」なスポットのひとつだったりします。
各地で販売されているインクは染料インクがほとんどなんですが、カキモリさんで扱っているのは顔料インク。染料インクは水に弱いので、宛名書きに使うと、水対策してないと読めなくなってしまう危険性があったりするのですが、顔料インクは水につよく、退色もしづらいので、その辺りも心強かったりします。
筆記に良い面がある一方で、固まりやすく、インク詰まりが起きやすいので、使う頻度が少ない場合は軸(ペン)に入れるのはお勧めしないインクでもあります。
上毛三山
そんなカキモリさん、一時期群馬の高崎に店舗を出しておりました。その店舗限定のオリジナルインクとして、群馬を代表する山々から「上毛三山」シリーズとして3色のインクを展開していました。
群馬が大好きなもんで、このリリース情報聞いて高崎まですっ飛んでったんですよね(´∀`*)ウフフ
普段、スキマ時間にスマホのお絵かきソフトでちょいちょいお絵描きしたりはしているのですが、折角なので、ガラスペンを取り出して、インク遊びすることにしまして。(がさごそ
Haruna
青いインクは榛名山の、初冬の夜明け前をイメージしたインクになります。なかなかに渋い、落ち着いた青。
青から水のイメージを持って水の泡を描き始めたところ、なんとなく細胞が生み出されている感覚が重なってきて、気がついたらびっしり丸を描き込んでいました。
Akagi
赤いインクは赤城山。紅葉に染まる山々、赤城神社の鳥居、鮮やかで力強い赤。
神社の参道、石畳・・・とか思いながら、点と線とひたすら繋いだだけの一枚・・・w
Myogi
黄色のインクは妙義山。荒々しい岩肌がとても印象的な山ですよねー。山登っていくと現れる中之嶽神社のでっかい大黒様を思い出しますw
黄色から金属のイメージが離れず、先日鑑賞した際に頂いた作品のカケラをグルグルと描いてみたりなどした一枚。
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高崎の店舗限定販売だったこのインク達、今は店舗が無くなってしまったのでお取り扱いどうなってるんだろうな・・・。
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