鑑賞記010「Wood Bone -cage-」
彫刻家の葛迫大祐さんの個展が、茨城県笠間市にあるNobu's Gallery & Cafeにて9/6まで開催されております。
植物いっぱいで、随所に拘りを感じるギャラリーさん。併設されているギターショップさんも、ビンテージの拘りのギターが並んでいて壮観…!ビンテージギターの販売&修理を行ってるそうです。すごい~。
さてさて、今日のお目当てはこちら。
Wood Horns -集-
事前に写真で観ていたんですが、写真を眺めれば眺めるほど、これはどうしても実物が観たい…!となりまして。色々行動が悩ましい時期ではありましたが、笠間までひとっ走りしてきました。
木がね。魂吹き込まれて、ひょっとしたら生きてたかもしれない”何か”の骨格の一部になってるんですよ(って思ったの)。この作品は、今まで創り出してきた木の骨、いや角か、その断片が再構成されて組み上がったもの。
私が最初にみた断片は石岡市の常陸國總社宮で開催された「双つの祈り」の際のこちらの作品。
Wood Horns(常陸國總社宮「双つの祈り」)
これ拝見したのが3月。そこから半年でここまで進化したのか・・・!と息を呑みました。
会場では、数々の作品を標本のように並べて展示していて、葛迫さんの生み出した作品達の標本集、まさにコレクション!といった感じで。
木が持つ生命力を損なうこと無く、更に進化させて、新しい命を吹き込んでいるように感じる、素晴らしい作品たちを、じっくりと楽しむことができました。
ギャラリーにはカフェも併設されておりまして。
美味しい紅茶とフルーツロールケーキを頂きながら、トリックスター達と一緒に一息ついたり。
作品を鑑賞しながら、庭の花を愛でながら、のんびりゆっくり過ごしたくなる、そんな素敵なギャラリー&カフェでした。定期的に、いろんなアーティストの展覧会を開催されているようですので、お近くの方はぜひお立ち寄りいただければと思います。