中之条ビエンナーレ2021鑑賞記[14]
2021.10.15-2021.11.14。群馬県の中之条で開催されるアートイベントを鑑賞してきた記録。
大山 里奈「ときの昇華」
展示会場:やませ No:64
蔵に入ってすぐに目に飛び込んできた、たくさんのろうそく。
ろうそくを使う機会というものが、私の日常にはあまり存在しない。記憶をたどると「特別な日」に手にしていることが多いかなと思う。
カラフルな小さなろうそく。このろうそくを手にしてる記憶が多いかな……と特別な日の記憶を呼び出しながら眺めていた。
足元には小さな箱がいっぱい。それぞれに小さなろうそくが収まっている。
小さくなったローソクは、火を灯すことで消えていったローソクの代わりに、目には見えない大切なものをもっていると私は感じています。
(解説文より抜粋)
このろうそく達は、仏壇の片隅に収められていたものだそうだ。毎日火を灯し、手を合わせる。祈りとともに消えていったろうそく。残ったろうそく。目には見えない大切なものを持っている小さなろうそくが、ひとつひとつ箱に収められているその様子は、木枠の色のせいか、ろうそくの温かみを思い起こすのか、なんとなくほっこりする世界だった。
更に奥に足を踏み入れると、ろうそくとライトが作り出す円盤が。同行していた娘はこれが大変気に入ったようで、しばらく見入っていた。
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公式サイトで公開されている動画がとても良いので是非ご鑑賞ください。
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