鑑賞記022「祝祭〔猋(ひょう)〕」
コレクションするぐらいお気に入りのトリックスターくんたちを生み出している浅野暢晴さんの過去の作品が今も屋外展示されているというのを知って、ひとっ走り行ってきました。
・・・岐阜までw
第9回 日本現代陶彫展2004 で銀賞を受賞した作品。受賞作品は今も屋外展示されている・・・という話が出てきたのは浅野さんのツイートだった。
以前、浅野さんのプロフィールの受賞歴を拝見して、こういう作品があったというのは把握していたんだけど、今も見ることが出来るとは思ってなくて・・・どこなのか尋ねたら、土岐市にあるよってアバウトな返事が返ってきたので、これは見つけてごらん?ということだな?と勝手に解釈しGoogleMap開いて探すこと40分。
特定班こわい。←自分で言うなw
そんなやり取りをしたのが8月。すぐにでも見に行きたかったんだけど、動けなくて。
それは土岐プレミアムアウトレットの近くにいました。
おぉ……自然にかえりつつあるw(こらw)
横に映る車の大きさからお察し頂けるかと思いますが、かなり大きな作品なんですよ。設置するとしたら広い場所が必要だよねーってのはわかるんだけど、草刈ってあげてーwて初見で思いましたw
第9回 日本現代陶彫展2004 銀賞 祝祭〔猋(ひょう)〕浅野暢晴
犬という字を三つ重ねて「ひょう」と呼ぶ作品。彼が犬を表現するとこうなるのか。
と書いたら浅野さんご本人から解説いただきましたm(_ _)m
猋とは、群れを為して走る犬を表す言葉。
闇の中を走る犬達を一匹の異形に込めた大作です。
これを完成させた、という自信が今の自分を作っています。(Twitterより)
とにかくデカイ。この作品に触れている浅野さんのブログ記事によると3.5mぐらいあるらしい。デカイ。とりあえず間近で観たいので
藪こぎをする。
最近はダム人気のおかげで整備が進む傾向があるので頻度が減ったが、ダムによっては時には草むらの中を突き進んでいくこともあったりする。しかしここはダムじゃない。アート鑑賞でそんな動きをするなんて初めてではないだろうかw
横を頻繁にアウトレットモールに行くと思われる車が通っていく。結構人気の場所なのか渋滞気味なので、作品近くで停まってることも多い。チラと車列の方を見たら、車の中にいる人が怪訝そうな表情でこっちを見ていた。いやあの、怪しいものじゃありませんので(十分怪しい)。
お節介おばさんなので、周辺の草刈りしてやりたい気分が高まったが、私有地を勝手にいじることはしてはならないのでぐっと我慢w
近づいたら蜘蛛の巣やらなんやら色々アレな状態になっていたので、すんません!とセイタカアワダチソウを一本ぶっこ抜いて作品を撫でまくるw
バリのある継ぎ目が私好み。全身に見られるバリではない筋状の凸凹も脈のようで興味深い。
大きく開く口(?)の中はしっぽまで空洞が繋がっている。うーん吸い込まれそうな迫力~!と思いながら、連れてきたトリックスター君の新作を置いてみるw
最近発表・頒布された作品「ロデオックスター」。小さいトリックスターが乗っているのはドッグスターと名付けられたトリックスターだ。16年前の作品とのコラボ~!w
「ロデオックスター」浅野暢晴
この作品は、ドッグスターの形に通ずるものがあるよねぇ、なんて思いながら作品を前から後ろから鑑賞してきたのであった。
土岐アウトレットからちょっと離れたところですがいつでも鑑賞できるようになっています。他の受賞者さんの作品も大きな作品で、同様に草に埋もれつつ展示されていますので、お近くの方は是非鑑賞してみてはいかがでしょうか。場所は・・・特定してみてね←