中之条ビエンナーレ2021鑑賞記[22]
2021.10.15-2021.11.14。群馬県の中之条で開催されるアートイベントを鑑賞してきた記録。
鹿野 祐介「不燃の木」
展示会場:やませ No:67
本は紙で出来ている。書庫?箪笥に積まれた百科事典の隙間から漏れ出る光。
この原題ホーム百科事典ってのが実は記憶にある事典でして。母の嫁入り道具として実家に鎮座していたものに似ている。母の知識のサポートとして活躍するはずが、私の興味のサポート役として実家を出るまでお世話になりまくった。ちょっと手にして中を見たかったが、我慢。w
そんな本になった紙を木に戻す……そんな作品がこちら。ほんとパッと見は丸太に見えるのだが、近づいて見てみると
おぉ、なるほど。本をひっくり返してるのか。隙間からチラチラ見える文字が気になる。
木が紙になって、本になって、また木に戻る。情報を沢山詰め込んだ木になって、今、目の前に居る。
居合わせた人が「わー丸太積んでるねー」って通り過ぎようとしたので、思わず「これ、本だよー。ほら、横見てみて、文字が見えるよー。」と声をかけてしまった。「えっ?・・・ほんとだ面白い!」って見入ってるのを見た他の人も「なんだって?」って近づいてきて。ちょっとおもしろかった。
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公式サイトで公開されている動画がとても良いので是非ご鑑賞ください。
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