見出し画像

配信後記:堰堤どうしよう #13

1/8に、第13回、2025年最初の配信を行いました。いや~配信に合わせてダム納めとかダム初めとかやってりゃ良かったんですが、年末年始いろいろありましてねぇ。出かけそこねてしまったのでどこのダムにも行けておらず……どうしよっかなーと思いながらの配信スタート。←相変わらずの計画性の無さw

お正月なので

お正月といったら、アレやりますよね。かるた。え?やんない?w お子さん居たらやるでしょ~百人一首とか。でね、土木にもあるんですよ、かるたが。

土木偉人かるた

土木偉人かるた

日本の土木に貢献した48人の土木偉人をかるたにしたものです。土木史を学ぶ上で重要な人物ばかりなので、教育ツールとしてもオススメの逸品。

どんな人が収録されているかというと・・・

「行基」の札

行基さん。奈良時代に活躍したお坊さん。歴史の教科書で習った記憶が蘇ったりしてるといいなぁ(笑)。昔は土木工事などの指揮を執るのはお坊さんが多かったようです。行基さんは、いろいろな土木工事に関わられてるんだけど、大きなものでは狭山池(大阪)に関わったとされているようです。

「ヨハネス・デ・レーケ」の札

外国人も収録されています。こちらはデ・レーケさん。日本の治水・砂防の基礎を築いた技術者。ダムに関する歴史を調べていると、結構頻繁に名前がでてきます。京都の木津川に建設した石積みの砂防ダム「デ・レーケ堰堤」は、日本最初の近代砂防堰堤とされています。

「八田 與一」の札

海外で活躍した日本人技師も収録されています。こちらは八田與一さん。台湾でダムの建設に貢献された方で、今も台湾の方々に尊敬されていて、毎年命日にはダムのほとりで慰霊祭が行われています。

日本の土木に貢献してきた土木技術者たちが楽しく学べる土木偉人かるたが気になる方は、こちらで販売しておりますので、是非お求めくださいーw


そんな土木偉人かるた、第二弾も作る計画があるそうで、それに加えようと目論んでる候補な技術者を眺めていて、あっ、この人はダムだなぁ、な技術者さんが出てきたのでご紹介。

神戸水道の恩人:佐野 藤次郎

「佐野 藤次郎」の札(予定?)

この札の右側にダムの絵が並んでいるように、日本のダムをいくつも手掛けている技術者さんです。
絵札に示されているのは3つのダム。

布引五本松ダム(兵庫県)
立ヶ畑ダム(兵庫県)
千苅ダム(兵庫県)

(偶然にも似たアングルの写真が手元にあった奇跡ぃw)どれも兵庫県神戸市にある「神戸水道3ダム」と呼ばれているダムたち。
愛知県出身で帝国大学で学んだあと、大阪市技師になり、その後は神戸市の水道工事長・技師長となり、神戸水道3ダムの建設に関わった「神戸水道の恩人」と呼ばれる技術者です。

佐野藤次郎さんが関わったダムは神戸の3ダムだけでなく、

大井ダム(岐阜県)
豊稔池ダム(香川県)

岐阜県にある大井ダムや、香川県にある豊稔池ダムも設計・施工に関わっています。
改めて見てみると、彼の手掛けたダムにはそれぞれ共通点というか、通じるものを感じたりします。

もちろん、建設に関わった時代の状況や当時の技術の限界などもありますので、その時の状況に合わせて工夫した結果だったりするので、建設に関する資料を紐解くとこれまた深い沼が待ち受けてるんですよ……(ΦωΦ)フフフ…みたいなお話をしてたら小一時間経っておりましたw


来週は何の話しよっかなー。今年もこんな調子でゆるゆる話していこうと思いますので、ご都合が合いましたら、遊びに来ていただけると幸いです。

Bluecastは、Blueskyアカウントをお持ちであれば誰でも利用できます。配信機能では、(ちょっと準備の練習は必要ですが)カラオケも歌えちゃいます。是非お試しください。


いいなと思ったら応援しよう!

町田 奈桜 MACHIDA Nao
サポートをお願いします!頂いたサポートで、テトぐるみ(1284円(税抜)/1個)を買っていきます。目指せテトぐるみ100個!!