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鑑賞記017「TAGBOAT×百段階段 展」~星光の間~

ホテル雅叙園東京「百段階段」にて、新進アーティストによる独創的なアート作品と文化財が競演する展覧会が2020年10月11日まで開催されています。
本記事は展示会場の1つ、星光の間での鑑賞記です。

星光の間──静水の間の奥にある、ちょっと入り組んだ位置の部屋。静水の間が扇だらけだったんだけど、こちらは丸の中に色々と描かれていた。床の間の床柱が北山杉天然絞丸太という非常に珍しいものらしい。

そんな奥まった部屋には印象深い作品が沢山あった。特に目を引いたのはこちら。

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「time goes by so slowly」Aira

赤と青が目にガツンと飛び込んでくる。複雑に伸びるハイプのようなホースのようなものの行く先を目で追ってるうちになんか異空間にふっ飛ばされるような感覚に。

そして、日常的にちまちました落書きをしているせいもあって、こちらもガン見。

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「宣言解除 4日目」鴨下容子

線の強弱や密度の差、間の取り方、さすがプロだぁ。。。としばし見入る。細い線のあつまりなんだけど、まるで風景の一部のようであり、何かの生物のようでもあり。
私もちょいちょいお絵描き遊びをしてますが、気がついたらびっしり詰め込みがちなので、こういうバランスの素晴らしい作品を目にしてしばしうっとりと放心状態。私も、もっと間を取れるようになりたい。。。w

更に今度は既視感ある絵・・・

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「Automatic Wave $B55875035D Prussian blue」TARTAROS JAPAN

葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が・・・ん・・・?よく見ると波が何やらコラージュされているぞ・・・ってコレは!!!
・・・という大胆な手法の作品。昔の人が描いた作品が、現代の感性で新たな表現として降りてくる面白さ。

この部屋は、個人的にかなり気に入った空間でした。





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