鑑賞記016「TAGBOAT×百段階段 展」~静水の間~
ホテル雅叙園東京「百段階段」にて、新進アーティストによる独創的なアート作品と文化財が競演する展覧会が2020年10月11日まで開催されています。
本記事は展示会場の1つ、静水の間での鑑賞記です。
静水の間──二間からなる作りの部屋は、担当した画家・橋本静水から名付けられた部屋。実際は5名の画家が携わっているとされる。
この部屋の障子の細工がとてもキレイだった。
百段階段にはそこかしこに組子の細工が施されたものが見受けられるんだけど、これが結構気に入ったのは直角のカド好きだからかな・・・w
そして見上げると扇の中に季節の花々が咲き乱れるその空間で印象に残ったのがこちら。
小池正典さんの作品群
大小様々な、個性的な作品がいっぱい並べられていた。しかも・・・
小池正典さんの作品のデッサン
それぞれの作品のデッサン画も並べられていて、立体も平面も楽しめるw
やっぱ私はこういった立体作品を色んな角度からジロジロ眺めるのが好きなのかも知れないw
そしてこの展覧会では少なかったと思われる映像作品のひとつ。
前田博雅「The City Layered」
小さなモニターが映し出すのは、都会の一部。日々変化し続ける都市のある空間を、時間と共に切り出したような。
意識して眺めると、画面の中に映し出される情報量の多さを感じる。日常でそこにあるのが当たり前のような、気にも留めない瞬間を、改めて見つめ直すきっかけになる、そんな映像群だった。
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